ここからは、六甲山の奥深くにある秘密ポイント「魔境エリア」に設置した2台のトレイルカメラが捉えた画像を中心に説明したい。時刻と温度にご注目である。
・設置日(11月20日)の午前10時53分
まずはあらためてトレイルカメラを設置した直後から確認したい。2017年11月20日、午前10:53分。トレイルカメラを設置し終えて、下山の支度をする私が写っている。気温は12度と、けっこう温かい。
同時刻、別アングルのカメラには、指差し確認しながら自撮りをする私が映っていた。
この自撮り写真がコレであるが、それはまあ良い。
・11月20日午前10:54分
その1分後、トレイルカメラ1号機が捉えたのは、私の大きなケツだった。
トレイルカメラ2号機には、撤収する私の姿(静止画)が写っていた。
そして放置。もしもターボばあちゃんが映っていたら本珍映像激撮作戦大成功、世界レベルの大スクープであるが、その願いが叶わなくとも、イノシシや小鳥くらいは写っていると踏んでいた。だがしかし、2台カメラが捉えた、次なる「動くもの」は……
・翌日(11月21日)の午後15時14分
設置してから約28時間後。トレイルカメラ1号機に残されていた「次の画像」は……
トレイルカメラ回収のために現れた私の姿だった。
「そんなバカな!」と思いながら、2号機のデータを確認してみても……
やはり、設置時のデータの次に記録されていたのは回収時の私だった。
つまり、この28時間、ここ秘密の「魔境エリア」には、ターボばあちゃんは無論のこと、人はもちろん、動物ないしデカ目の虫すら何も通り過ぎなかったのである。
何度確認しても、ナニも写っちゃいなかった。
ちなみに、2号機が示す気温はマイナス1度だった。
ということで結論としては、
わざわざ六甲山まで来てカメラをセットしたのに、
裸になればターボばーちゃんが現れるかもしれないと思って脱いだのに、
動画の2号機はおろか、静止画の1号機でさえも、
アキラ100%ならぬゴウ100%の確率で、
ナニひとつ写っておらず……
本珍映像激撮作戦大失敗と相成ったのである。
<完>
参考リンク:Broad WiMAX
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.