2020年開催の東京オリンピックまで残り1000日を切った。これからさまざまな準備が急ピッチで進められて行くことになるだろう。マスコットキャラクターの選考もそのひとつだ。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は2017年12月7日、マスコットの最終選考に残った3案の発表を行った。ア~ウ案までの3案に、それぞれオリンピック・パラリンピック1体ずつ対(つい)になっているのだが、発表後にウ案が意外な形で話題になっている。一体なぜ?
・一般から公募
マスコットの選考は一般からの公募で行われ、最終的に2042件のなかから、この3つに絞られたそうだ。発表された計6体はそれぞれ日本にゆかりのあるデザインが施されている。たとえば、ア案の市松模様とサクラが用いられている。イ案はキツネと狛犬、ウ案はキツネとタヌキがモデルになっている。
・どれも素晴らしい作品なのだが……
パっと見た感じ、どれも愛らしくそのまま『ポケモン』や『妖怪ウォッチ』に登場できそうなほど、完成されたデザインだ。甲乙つけがたいところなのだが、なぜかウ案が注目を浴びている。というのも……。
妖怪ウォッチの「ジバニャン」とローソンのポイントカードでお馴染みの「ポンタ(Ponta)」のように見えるとの声が、一部のネットユーザーから挙がっているのだ。当然ながら別のキャラであるに間違いない。だけど、なんとなく似ているように見えるのは私(佐藤)だけか?
気になったので編集部内で感想を聞いてみたところ……
・編集部内の意見
P.K. サンジュン「ポンタは似てるような気もするけど、ジバニャンは似てないんじゃないかな……」
和才雄一郎 「微妙……。キツネとタヌキをモデルにイラストを描くと、どうしてもこんな感じになりがちなだけな気がする」
あひるねこ 「言われればそんな気がしないでもない」
Yoshio「似てると思うよ」
中澤星児「そう言われて見たら、似てるような気がする」
K.ナガハシ 「ポンタは何となくわかるけど、ジバニャンは微妙……」
──このように、「似てるような気がしないでもないが微妙……」という意見が多かった。
・小学生が選ぶ
ちなみにこの3案から1つを選ぶのは、日本全国の小学校・インターナショナルスクールだ。2017年12月11~2018年2月22日までの投票期間を設けており、子どもの目によって1つの案が選ばれることになる。
はたして、公式マスコットになるのはア~ウのどの案になるのだろうか? 発表は来年夏行われる予定である。
参照元:東京オリンピック、毎日新聞、Twitter @Tokyo2020jp、Yahoo! リアルタイム
執筆:佐藤英典
本日公開された2020年東京五輪・パラリンピックの大会# マスコットの最終案です。全国の小学校のクラス単位の投票で決まります。#マスコット #Tokyo2020 pic.twitter.com/5QPrQH0mOD
— 毎日新聞オリパラ取材班 (@mai_spo_gorin) December 7, 2017