人類はどこまで成長するのだろう。そう思わずにはいられない動画が、レッドブルから公開されて爆発的な再生数を記録している。なにせ収録されているのは、前代未聞の離れ業。もはや同じ人間がやっているものとは思えない。
動画のタイトルは「2 wingsuit flyers BASE jump into a plane in mid-air. | A Door In The Sky」。ライト兄弟が有人動力飛行に成功してから100年以上。今回のチャレンジは、人類がもっとも鳥に近づいた瞬間と言っていいかもしれない。
・命がけのチャレンジ
無謀とも言えるチャレンジが行われたのは、スイスのユングフラウでのこと。ソウルフライヤーズというチームからフレッド・フューゲン、ヴィンス・レフェットの男性2名がウイングスーツで空を飛んだ。
ただ、今回のチャレンジは空を飛ぶだけでなく、上空で小型飛行機に乗り込むのがミッション。まさに「命がけ」と呼ぶに相応しいものとなっている。標高4062メートルから飛ぶだけでも命の保証がないが、高速飛行をしながら飛行機の2メートルにも満たないスペースに入ることなんてできるのだろうか。
・上空で飛行機に乗り込むことに成功
失敗したら大事故は不可避。それだけに見る方がビクビクしてしまうが、動画が公開されているのは、すなわち成功を意味する。しかし、動画では成功を分かっていても目を奪われてしまうだろう。というのも……
やっていることが前代未聞で次元を超えているのだ。ムササビのように2名がピョーンと飛ぶと、時速130キロオーバーと恐ろしいスピードで飛行。徐々に飛行機との距離を詰めていったら、一瞬にして機内へ乗り込んでみせる。その正確さ、まるで鳥のごとし!
・再生数が爆発中
詳しくは動画をご覧いただきたいが、これまでにないほど命がけのチャレンジは言葉で表せないほどスゴい。序盤に映し出される失敗シーンで、死ななかったのが奇跡的な感じさえするほどだ。なお、動画の再生数はわずか数日で230万回をオーバー。人類の限界突破を見ることができるだけに、まだまだ伸びそうな気配である。