喫煙者のみなさんに悲しいお知らせです。約7年ぶりのタバコ増税がほぼ確定したもようです。時事通信によれば、現在の紙巻きタバコの税額は1本当たり約12.2円。それが2018年8月から数年にかけて1本当たり3円引き上げ、つまり1箱60円増となる案が出ているようです。
さらに付け加えるならば、アイコスなどの加熱式タバコも増税の対象になるとのことですから、ますます喫煙者にとっては生きづらい世の中になることは間違いないでしょう。つまり銘柄によっては “ワンコイン時代終了” のお知らせでもあるのです……。
・ほぼ確定
自民党税制調査会の非公式幹部会合で決定的となった今回の増税案。葉タバコ農家や喫煙者への配慮から慎重論もあったが、国民の健康増進といった観点から「やむを得ない」と判断したという。
今後は引き上げ時期や増税額を詰め、12月中旬にまとめる与党税制改正大綱に盛り込むというから、
「タバコ増税待ったなし」
と見てほぼ間違いない。おそらく多くの喫煙者たちは「いつかこのときが来る」と覚悟していたハズだが、受け入れがたい現実が目前に迫って来ると、やはりいい気分ではいられないことだろう。
この報道に対し、喫煙者からは絶望の声が多く挙がる一方で、嫌煙家たちは歓喜の声を挙げている。それぞれの声をお届けしたい。
・喫煙者の声
「さよならワンコイン時代」
「ついにこのときが来たか……」
「気軽に1本くれとか言えないな」
「まあ吸うんだけどな」
「さっそくアイコスにも手を付けて来たか。こういう時の仕事は早い」
「別にいいけど “健康の観点から” とか気に食わない」
「喫煙者減って、健康な人が増えたんじゃないの? なんで増税なの?」
「タバコ = 不健康のロジックはもう破綻してるよね」
「健康なら酒もだな。早く酒も上げろよ」
「いっそ1本100万円にしてくれ。そしたら吸えないから」
・嫌煙家の声
「ヤニカスざまぁぁぁああああああああああああ!」
「ヒャッハーーー! 汚物は消毒だーーー!!」
「おら、もっと税金払えよカスども」
「甘いよ、もっと上げるべき」
「どうせガンとかで医療費使い込むんだから当然」
「タバコが体にイイとか悪いとか関係ないから。クサいんだよ!」
「一服タイムを考慮して、もっと上げるべき」
「これだけされてやめられない喫煙者たちは、人として終わってると思います」
記者自身も喫煙者だが、おそらく今後も吸いたいうちは吸う……吸い続ける。金額や環境、健康を総合的に鑑みて、やめた方がいいと思えばやめる。なので今回の増税についても「またかよ」という程度で怒りは無い、というか悟りの境地に達しているつもりだ。
ただ、一点「健康的な観点から増税」というのは気に食わない。記者は毎日1箱吸っても健康診断では常に超健康、普段から食事や運動にはかなり気を使っているつもりだ。そうした記者のタバコ税が、非喫煙者だけどブタのような暮らしをした結果、病気になった人に使われると思うとやるせない。
……が、それもどうでもイイ。そうした人を助ける慈愛の気持ちを込めて、今後もタバコを吸い続けよう。全人類が大きな病を患いませんように。
参照元:時事通信
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼これからも普通に吸います。