老若男女に人気な餃子。専門店も多く、気軽に食べられる点も魅力だ。また、ビールと一緒に食べると、最高に幸せな気分になれる一品でもある。ただし、自分で作るとなると少しばかり面倒くさい。あの “ひだひだ” を作るのが面倒だ。なにあのひだ!! 必要なの? なくても良いんじゃない!? 

いやしかし、アレにこそ餃子の美味しさの秘密が詰まっているのかもしれない……。うむむ、気になるな。気になるなら調べてみようじゃないかと、『餃子の王将』をはじめとする餃子の専門店などに聞いてみた結果は以下の通りだ! 

・ひだは必要なのか否か

そもそも餃子と言えば、ご存じのように小麦粉を主原料とした皮に、肉や野菜などで作った具を入れたもの。中国で紀元前6世紀ごろ誕生したとも言われ、歴史の深い食べものだ。水餃子や焼き餃子、蒸し餃子など、いろいろな形で楽しめる点も多くの人に愛される理由の一つだろう。

さて、そんな餃子はなんといっても見た目のフォルムが特徴的で、ひだこそが餃子のトレードマークとも言える。とは言え、肉まんのようなタイプであれば、ひねってフタをするためにツマミとなる部分が必要なのは理解できる。しかしながら、餃子はわざわざひだを作らなくとも、包み込むことは可能ではないのか。

・旨味を閉じ込めるため

餅は餅屋。餃子は餃子屋ということで、記者も頻繁(ひんぱん)に活用する『餃子の王将』で聞いてみた。すると「(店舗で提供する)一般的な餃子にはひだが存在しますが、単純に包む工程で具材のうまみが漏れでない目的です」とのことだった! あのひだこそが、美味しさの秘訣ということなのだろう。

そのほかの餃子専門店のサイトを見てみると、肉汁を外に逃がさないためや、ひだを作ることにより皮に伸縮性ができること。また、見た目の良さもあるなどとも書かれていた。なるほど、無意味にひだが付いているわけではないようだ。

個人的には、ひだが口の中に残りがちなので、正直なくても良いのではと思う。その上、冒頭に書いたように自分で作る際には面倒だ。しかし、どうやら餃子の美味しさの秘訣はひだにこそあるもよう。今後、餃子を食べる際にはあなたもひだの必要性に思いをはせてみてはいかがだろうか。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼餃子を自立させない場合は、ひだを作らなくても良いという説もあるよう