あれから12年が経った──。破壊王と呼ばれ、日本プロレス史に計り知れない功績を残したプロレスラー「橋本真也(はしもと しんや)」がこの世を去ってから12年である。“あの頃”、橋本こそが最強だと信じて疑わないファンも多く、橋本自身も最強を背負って生きていた。

それだけに小川直也との一連の試合はマット界に衝撃が走ったが、今となればいい思い出、橋本を責める人はいないだろう。今回は改めて橋本真也を偲ぶ意味も込めて、海外ユーチューバーが公開している『橋本真也の必殺技ベスト20』をお届けしたい。

・破壊王、橋本真也

橋本が突然この世を去ったのは2005年7月のこと。40歳であった。アントニオ猪木に憧れ新日本プロレス入りした橋本はメキメキと頭角を現し、武藤敬司・蝶野正洋らと闘魂三銃士として90年代のプロレス界で一時代を築いた。

輝かしい実績も多い橋本だが、実は大一番での敗戦も少なくない。小川直也の件は言うまでもないが、古くはトニー・ホームとの異種格闘技戦で敗れ、天龍源一郎との初遭遇でも黒星を喫している。だがそこから這い上がる姿こそ、橋本の真骨頂だったのかもしれない。

それはさておき、公開されている動画ではDDTやフライングニールキックなど橋本の代名詞的必殺技を始め、ドロップキックやスロイダーなどの大一番での隠し技が収録されている。もちろん1位は言うまでもなく “あの技” なので、ぜひご自身の目でご確認いただきたい。

ただし「袈裟斬りチョップ」「水面蹴り」「三角締め」の定番橋本セットを始め、隠れ名手との呼び声も高い「ジャーマンスープレックス」などは収録されていないのが悔やまれるところだ。高田戦で見せた水面蹴りがもう1度見たい……。

とにもかくにも、あの頃の橋本真也を知る人ならば、超高確率で胸が熱くなる動画のハズだ。破壊王・爆勝宣言・爆殺シューター・ブッチャー・チンタ……橋本真也よ永遠なれ。

参照元:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

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▼おまけ。伝説のコラコラ問答。