泥棒に入られた! 痴漢に遭った! 暴行された!! こんな被害を受ければ、誰だって警察に通報するはず。だが世の中には、驚くようなことで通報しちゃう人も存在する。「息子が散らかった部屋を片付けないから」、「雪だるまが盗まれたから」などなど……。

この度も、アメリカの警察が「◯◯しただけで通報するのはヤメてくれ!」とネット上で呼びかけた。それに対して「そんなことで通報する人がいるのか」と驚きの声が挙がっているが、さて、この「◯◯した」には何が入るでしょうか?

・警察「私たちは皆さんを守りますが……」

2017年10月11日、米ワシントン州のボセル警察がツイッターで「私たちは地域住民の皆さんを守るために、何だってやります」と呼びかけた。おお! これは心強い!! けれどもその後には、こんな言葉が続く。

「しかし警察が Facebook を直すことは出来ません。だから Facebook がダウンするたびに通報してくるのはヤメて下さい」

・「マジか」「常識は死んだ」など驚きの声

ええ!? たしかにたまに Facebook でシステム障害などが発生して困ることはあるけれど、そのことで警察に通報する人なんているのか!? これにはツイートを見た人々からも、次のとおり驚きの声が挙がっている。

「マジか」
「実際にその通報を聞いてみたいよね」
「常識は死んだのか」
「そんな人がいるだなんて」
「アメリカだなあ」

・2014年にも同様の呼びかけが行われている

でもこんなことで通報する人はごく少数でしょ? と思うなかれ。なぜなら2014年にも、別の警察が全く同じ呼びかけを行っているからだ。

『TIME』によると、その時はロサンゼルス郡保安官事務所のサージェント・ブリンク氏が「Facebook は警察がかかわることではありません。システム障害が起こっても、警察に通報しないで下さい。私たちはいつ Facebook が復旧するかなんて知りません!」とツイートして話題となっている。

ブリンク氏によると、Facebook だけでなくケーブルテレビなどが接続できないときでも、同様の通報が多数寄せられるとのこと。また『TIME』は、“警察に寄せられたバカらしい通報” として「アイスクリームのトッピングの量が少なかった」「レストランで注文したワッフルが生焼け」などのケースも紹介しているのだった。

みんなも Facebook などの SNS が繋がらなくなったからといって、警察に通報したらダメだぞ!

参照元:KOMO News.comTIME(英語)、Twitter @BothellPolice
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼こちらが警察のツイート「Facebookがダウンしたからと通報してこないで」