2017年8月末に米テキサス州南部を直撃して、甚大な被害をもたらした大型ハリケーン「ハービー」。そんななか、豪雨による洪水で取り残されてしまったワンコの姿が激写され、ネットユーザーから「早く助けてあげて!」と声が挙がり、涙を誘っている。

・洪水で取り残されてしまった2匹のワンコ……

米ニュースサイト『FOX8』によると、メキシコ湾岸に近いテキサス州ディキンソンでは、豪雨による洪水の影響で地域一体が冠水し、数万人が避難せざるを得ない状況に陥ったとのこと。

ハリケーンの被害を中継するために、現地に赴いたのが海外メディアのリポーター、エド・ラヴァンデラさんだ。彼がボートに乗って住宅街を進んでいると、ある家の前に泊めているボートから、2匹のワンコが顔を出しているのに気づいたのだという。

・断腸の思いで残されたと思われるペット達


その様子を捉えた画像を、エドさんが自身の Instagram に投稿。一帯は家の屋根に届きそうなほど水位が上がり、手前に泊めてあるボートの中にワンコの姿が見て取れる。

おそらく、避難場所にペットを連れて行けなかった家族が、断腸の思いで自宅に置いて行ったのではないかと思われる。家の中にペットを残して行ったら、家ごと水に流されて危険が及ぶ可能性があるため、ボートの中が一番安全だと考えたのではないだろうか。

・ネットユーザーの声「早く助けてあげて!」

エドさんはコメント欄に、「餌が置いてあったので、飼い主はペットのために戻って来るつもりでしょう。きっと辛い決断だったはずなので、出来るだけ早く帰って来るのではないでしょうか」と綴っている。

ワンコを気の毒に思うネットユーザーからは「早く助けてあげて!」、「ワンちゃん達が無事でありますように」といったコメントが寄せられていた。

ペットも家族の一員なのに、地域によっては、「災害時の避難場所にはペットを連れて行けない」といったルールもあるだろう。ワンちゃん達が、何事もなく飼い主と再会できることを願いたい。

参照元:Instagram @edlavacnnFOX8(英語)
執筆:Nekolas