日本国内はもとより、海外でも絶大な人気を誇る自動車メーカーのひとつに「スバル」がある。同社の最大の特徴が国内メーカーとして唯一の水平対向エンジンを製造している点で、優れた走行性能を得られるのがメリットだ。
そのスバルの人気モデル『WRX STI』のカスタムカーが、2017年7月21日にタイムアタックの名門「ニュルブルクリンク北コース」でセダン最速記録を更新。パワフルに爆走する迫力のタイムアタック映像が公開されている。
・スバルのWRX STIを英国のProdrive社がカスタム
スバル・オブ・アメリカの情報によると、セダン最速記録を更新したのは同社のWRX STIに、英国の世界的モータースポーツ関連メーカーであるProdrive社がカスタムを施したマシン『Subaru WRX STI TYPE RA NBR Special』とのこと。
このマシンは、2.0リットルの水平対向4気筒ターボエンジンに、専用の吸気システムや高出力化したターボチャージャーを採用。600馬力以上ものパワーを引き出しているほか、F1技術を導入したアクティブエアロやスリックタイヤなども装備しているという。
・驚くほどパワフルなマシン
動画で走りやエンジン音を確認すると、さすがセダン最速というだけあって驚くほどパワフル。もともとスポーティーな仕様が特徴のWRX STIだが、その性能が研ぎ澄まされて完全なるレーシングカーへと化している様子が見て取れる。
さらに注目すべきは6時57秒05というタイムだ。これはポルシェ918スパイダーが2013年に打ち立てた6分57秒に匹敵するというから驚くしかない。その迫力の走りをぜひ動画でご確認あれ。
参照元:YouTube、Subaru of America「U.S. MEDIA CENTER」
執筆:K.ナガハシ
▼「Subaru WRX STI TYPE RA NBR Special」の走りがこちら