過酷すぎる自転車レースといえば、真っ先に思い浮かぶのが「ツール・ド・フランス」。それもそのはず、同レースは世界最大とも言われるだけに、人の限界を超えるような体力と肉体が要求されるからだ。

そのことは自転車レースに詳しくなくても知っている人は多いだろうが、とあるレースもまた、あまりに過酷すぎるので紹介しておきたい。レース名は「Mountain of Hell(マウンテン・オブ・ヘル)」……つまり「山の地獄」である。

・視点映像がどう見ても過酷でヤバい

すでに名前からしてヤバいが、フタを開けてみるともっとヤバかったのが2017年6月30日から7月2日にかけて行われた「マウンテン・オブ・ヘル」だ。YouTube にアップされた動画「Mass Start Craziness | Mountain of Hell 2017 by UR Team」には、選手の視点映像がハイライトで編集してあるのだが、冒頭からヤバさMAX!

というのも、スタート地点が雪山で猛吹雪の中なのだ。しかしながら、選手たちは荒波に向かう戦士のごとく自転車に乗り、ほとんど視界が確保できないながらも走り始める。そしてその様子を見守ると……言わんこっちゃない!

・走るのが命がけ

もはやどこへ向かって走っているのかわからないような状況だけに事故多発。吹雪とスリッピーな足元の影響で次々と選手は転倒し、カメラを装着した選手も思い切り激突する。そんなところを猛スピードで走っていること自体が命がけ。それでも走り続けるから過酷すぎるにもほどがある。

さすがに山を下りていくと悪条件ではなくなるものの、そうは言っても選手たちは一歩間違えたら転落死してもおかしくないコースを猛スピードで走行するのだから、まさに地獄と呼ぶにふさわしい。自転車レースの過酷さがわかる動画は必見だ。

参照元:YouTubebike oisans.com(英語)
執筆:原田たかし