あなたにとって、ラーメンとはどういう存在だろうか。ただの昼飯? 週に1度の楽しみ? 人生? その思いは人それぞれだろうが、明らかにご褒美のようなラーメンに出くわしたので聞いていただきたい。私(あひるねこ)はそれを、「ご褒美ラーメン」と名付けた。そのまんまだが。

どういうことかというと、味噌ラーメンの上にローストビーフが乗っているのである。それだけではない。なんかもういろいろ入っており、その情報量に圧倒されてしまうこと間違いなし。ありがとうございます、ご褒美です!

・アップルなラーメン屋

その出会いは偶然だった。場所は東京・東中野。東中野駅を出てしばらく歩いていると、ふとアップルストアを発見した。え、東中野にあんの!? と思いきや、それはラーメン屋だったのである。なんでやねん。しかし勘違いしてしまうのも無理はない。だってアップルなんだもん。

そう、そこにあったのは「みそや林檎堂 BASIC」というラーメン屋だった。「林檎堂」というくらいなので、リンゴマークが付いていてもおかしくはない。どこかオシャレな雰囲気を漂わせる外観に警戒するも、なんとローストビーフが乗ったラーメンがあるというので、ススッと中に入ってみたぞ。

・ド迫力ラーメン

『特製豚みそ』というラーメンにローストビーフが乗っているとのこと(つけ麺もある)。当然そちらを注文するわけだが、税込1380円とはなかなかの値段だ。ローストビーフとはいえ、ラーメンに1380円か……。と考えている間に丼、着丼。うお! なんかスゲーのがきた!!

・トッピングの情報量がスゴイ

最初に目を引くのは、もちろん中央に盛られたローストビーフ以外ありえない。上から粉チーズがかかっているという、ラグジュアリーが止まらない仕様になっているのだ。それだけではなく、他のトッピングたちも怒涛の攻めの姿勢で襲い掛かってくる。

味玉、太メンマ、のり、ほうれん草、もやし、白髪ネギというラーメンオールスターズが集結して、丼の中はちょっとした祭りの様相を呈していた。さらにローストビーフの下には、チャーシューと豚バラ肉が「おれたちを忘れてもらっちゃ困るぜ!」と言わんばかりの顔で絶賛待機中。総力戦かよ!

・ローストビーフとラーメン

さて、味噌ラーメンとローストビーフの相性はいかに? 食べてみると、なんと……! 奇跡のマリアージュが!! ……起きているわけではない。そんな簡単には起きないの巻。これは、柔らかくてウマい自家製ローストビーフをラーメンのトッピングとして食らうという、そのヤンチャな贅沢感こそを楽しむものなのだ。

太めの麺はモチモチしていて、コッテリしたスープとよく絡む。味噌好きなら決してガッカリすることはないだろう。その割に脂っぽさがそこまでないのはナイスだ。ふと周りを見ると『辛い豚みそ』を頼んでいる人が多かったので、今度はそっちも頼んでみたいな。

・ただのご褒美です

と、麺のことを書きつつも、トッピングのハンパない情報量に圧倒されてしまうのがこの『特製豚みそ』の正しい食べ方。まさにご褒美という言葉がふさわしい。思いっきり気分をアゲたい時に、ちょっと1杯入れてみてはいかがだろうか。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 みそや林檎堂 BASIC
住所 東京都中野区東中野1-31-8 井上ビル1F
時間 11:00~15:00、17:00~21:00
休日 日曜

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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