今は立派な大人になってしまった人でも、常識外れなハチャメチャな遊びをしていた小学生時代というものがきっとあるだろう。大人から見れば馬鹿げた遊びでも、そこにはロマンとイマジネーションがあり、時が経ってもその輝きは色あせない。
今回は、その輝かしい子ども時代を思い出してもらうためにも、男子なら小学生の頃に一度はしただろう遊びを紹介したいと思う。読んでいるうちに、楽しかった思い出がよみがえってきて、懐かしい気持ちになってもらえるはずだ。
それでは、自身の子ども時代と照らし合わせながら、ぜひ読んでいただきたい。どうぞ!
<あるある度:★★★>
【影・白線しか踏んではいけない謎の設定ゲーム】
男子は自分に試練を課すことがなぜか大好き。道路に伸びる影や白線を見ると、「あそこ以外はマグマだ! 踏み外したら死んでしまう」という謎の設定を作り、影や白線しか踏んではいけないルールを自分に課して遊ぶ。
影しか踏んではいけない設定で、影が全くないエリアに出くわすと、背負っているランドセルや転がっている大きな石を目の前に投げ、それで新たな影を作り出すというクリエイティブな子どもも、まれにいる。
【ジャンプできる高さ比べ】
男子はスリルと度胸試しが大好き。だから高い塀や木を見つけると、そこに登って、どの高さからジャンプできるか友達と競い合ってしまうのだ。
高いところに登る高揚感と、高いところから落ちる爽快感という、男子を夢中にさせる要素がいっぱい詰まった魅力的な遊びなのである。
【傘の取っ手で股間の狙い合い】
大人になった今となっては、「なんと危険な遊びなんだ!」と思ってしまうのが傘を使った股関の狙い合い。傘の先を握り、取っ手のところをフックに見立てて、友達の背後からこっそり股間の間に傘の取っ手を入れ込む。
傘の取っ手が無事に股間の間をすり抜けたら、思いっきり引っ張ってフックを相手の股間に引っかけるのである。その痛さと言ったら、悶絶してしまうほどの激痛で、仕掛けてきた友達に殺意すら覚えてしまう。
非常に危険な遊びなので、良い子は絶対にマネしてはいけないぞ。
<あるある度:★★>
【閉まりかけのドアにダッシュ】
閉まりかけのドアを見かけたら、全力で走って、なんとか向こうの部屋に入り込むという遊びである。この遊びの大切なポイントは、閉まっていくドアに体が一切触れずに、部屋に入り込まなければならないという点だ。
それは、トラップとして閉まっていく石の扉にギリギリのところで滑り込む感覚であり、成功したときは映画の主人公になったかのようななんとも言えない達成感が味わえる。
【友達とはぐれてアナウンス呼び出し】
デパートでよく聞く迷子のお知らせアナウンス。大きくなった子どもにとって、あのアナウンスで呼び出されることほど恥ずかしいことはない。
その心理を巧みに利用したのが、友達とデパートでわざとはぐれて、アナウンスで呼び出す遊びである。仕掛ける側はグルになって、あれこれたくらむので楽しいが、仕掛けられる側は急に友達たちがいなくなるわ、迷子アナウンスで自分の名前を呼ばれるわで、たまったもんじゃない。
また、デパート側にも迷惑になってしまうので、良い子は決してやってはいけない遊びだ。しかし、いじめとは違ったこうした男の子同士のからかい合いが、妙な友情を育んでいくという点は否定できない。
【犬のおしっこで雪合戦】
犬のおしっこがついた黄色い雪を丸めて、雪玉を作り、それを友達にぶつける。なんとも子どもらしく、そして恐ろしい発想である。
犬のおしっこの雪玉を手にした者は、まさに最強。皆が自分におののき、そして「こっちにだけは投げないでくれ!」と懇願する視線を送ってくる。
犬のウンチではなく、おしっこという絶妙なスリルが楽しめるこの遊びは、特に雪国で人気のようだ。
それでは最後に、小学生の頃にやったかもしれないマニアックすぎる遊びの数々を、次のページで紹介しよう!