学校や会社を1日も休まずに登校・出勤すると皆勤賞を貰えることがあるが、親にしてみたら自分の子供が皆勤賞をたたえられたら、誇らしい気持ちになるのではないだろうか。
ところが、ある母親が「息子の登校皆勤賞を祝わないで」と主張して話題になっている。そして、その意見に賛同する保護者が続々登場しているというのだが、一体なぜなのだろうか!?
・ある母親が「息子の登校皆勤賞を祝わないで」と主張!
「息子の登校皆勤賞を祝わないで」と主張しているのは、3人の息子を育てるアメリカ人女性レイチェル・ライトさんだ。
彼女は自身のブログ「Born at the Right Time:ボーン・アット・ザ・ライトタイム」に、11歳の息子JJ君が1日も休まずに小学校に通った功績をたたえられ、学校から皆勤賞を贈られることになったと綴っている。
・‟運” に賞を贈られるべきではないとの意見
しかしレイチェルさんは、生徒に様々な賞が贈られるイベントに出席しないことを決意。その理由は、風邪を引いたり病気にならなかったのは単に運が良かっただけで、‟運” に賞を贈られるべきではないというのが彼女の主張である。
そこまで彼女が皆勤賞に異を唱えるのは、脳に損傷を持って生まれた彼女の長男を思ってのことである。体が弱く障害が理由で十分に登校できないのは、恥ずべきことではないからだという。
・レイチェルさんの意見に賛同する保護者が続出!
そんなレイチェルさんの意見に賛同する保護者が続出しているもようで、特に精神的・身体的に問題を抱えている子供を持つ親は、皆勤賞についても見直すべきではないかとのコメントを寄せている。
健康を維持するために規則正しい生活を送ったり、食生活に気を使って努力している人もいるだけに、「健康でいること」が一概に ‟運” だとは言い切れないところもあり難しいところではある。お子様がいらっしゃる読者の皆様は、どうお思いになっただろうか。
参照元:Born at the Right Time(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons