3つのアウトで攻守交代する野球では、時として思わぬプレーを目にすることがある。そのひとつがアウトを一気に3つ重ねるトリプルプレー。別名・三重殺とも言われ、これは年に1回あるかないかの滅多に見られないプレーだ。
それもそのはず、トリプルプレーはランナー2人以上、そしてノーアウトの大ピンチでしか成立せず。しかも身体能力や頭脳など、さまざまな能力が求められる。だが、そんなトリプルプレーを6歳の少年が成立させたというから驚きだ。
・アメリカの少年がトリプルプレー
まさかのトリプルプレーが成立したのは、アメリカのアラバマ州で行われた試合で、本塁プレートの後方に置いたバッティングティーからボールを打つ「ティーボール」でのことだった。
ちなみにティーボールは、野球やソフトボールと違ってピッチャーがいないのが特徴。技術の巧拙なくプレーする人全員が楽しむことができ、現在は幼児からお年寄りまで老若男女問わず幅広くプレーしているスポーツだ。
・まさかのトリプルプレー
それにしても、トリプルプレーは簡単にできるものではない上にましてや6歳である。一体、どのようにして完成させたのか、動画「Amazing 6 Year Old Triple Play」で確認してみたところ……無死一・二塁の局面からお見事!
まず遊撃手がライナーをキャッチして1つ目のアウトを取ると、そこから素早いのなんの。遊撃手はすぐに二塁を踏み、走者が飛び出している一塁へも送球! しかも、なんとノーバウンドで送球し、トリプルプレーでピンチを切り抜けてみせたではないか。とても6歳の少年のプレーとは思えないほどのクオリティーだ。
・MLBも称賛
しかも状況を把握し、的確にプレーしているから驚かずにはいられない。なお、このトリプルプレーは MLB の公式サイトでも取り上げられており、大器の片鱗を見せた少年に称賛の声を贈っている。もしかしたら今からリストアップする球団が現れるかも!?
参照元:YouTube、Cut4(英語)、日本ティーボール協会
執筆:原田たかし