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・ようやく全体が見えてきた
さて、工程は後半戦。デザインの余白部分の白いパーツで、飴全体を包み、全体を整える。
おお! 見事に顔が出来上がっている!!
外側を赤いパーツでグルっと巻き、1本の巨大な組み飴の完成だ。
・一気に伸ばす
作業はまだまだ続く。とにかく時間との勝負だ。このまま組み上がった飴を専用の機械にセットして、回転させながら一気に引き伸ばす。
結構な重量があると思うんだけど、そんな簡単に伸びるのかな……。
と思ったら、一気にミュイーンッと伸びた!!
伸びたーーーーーッ!
・そして裁断へ……
ここからすぐさま裁断のプロセスに突入する。
巨大な飴は、約20センチの長さに切り分けられて……。
裁断器で1センチ幅に切り落とされる。こうして3500個もの飴をまたたく間に製造するのだ。
・スピード作業で包装まで
全部同じ顔に見えるけど、よく見ると顔が少しずつ違う。飴のひねり具合によって、少しずつ表情が変わって見えるのも面白い。
出来の悪いモノを選別した後に、飴は小袋に包装されていく。
ここまでのすべての工程が30~40分。飴が熱いうちに作業を終えなければ、飴をキレイに形作ることができないのである。熟練の職人たちでなければ、これだけのスピードでオリジナルデザインの飴を作ることはできないだろう。
ちなみにオーダーの最小ロットは3500個。出来上がった飴の賞味期限は、常温で1年なのだとか。ちょっと変わった引き出物や記念品を作りたいという人は、チェックしてみてはいかがだろうか。
取材協力:まいあめ工房
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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