SNSとは、自分なりに活用して楽しむものだと思う。人にどうこう言われても、あまり気にすることなく、好きなように文章や画像を投稿したらいいと思うのだが、なかには、気むずかしい人もいるようだ。投稿内容を “自慢” と受け取り、投稿者を批判する「繊細チンピラ」と呼ばれる人もいるようなのだが……。
そんな繊細チンピラに匹敵するほどの厄介者、「インスタおじさん」をご存じだろうか? Instagram の画像について、「この撮り方は甘いな~……」とか、「俺だったらもっとこうするな~」とか、いちいちダメ出しをする人のことである。何様のつもりなのか?
・自分に「いいね!」が付けば、それで良いのでは?
残念なことに、当編集部にもこのインスタおじさんがいる。P.K.サンジュンだ。彼の投稿を見ると、たしかに上手に撮影している。特に料理の画像は工夫を凝らしており、いかにも食欲をそそるような画像を投稿している。
自分が満足いく写真が撮れて、「いいね!」がたくさんつけばそれで良いと思うのだが、最近インスタを始めた人にまで、余計な口出しをする始末。
たとえば、当編集部のあひるねこは、2017年4月末にインスタを開始したばかり。
・初心者にも手厳しい指摘
まだ使い方に慣れておらず、日々試行錯誤を重ねて、より良い写真を撮る努力をしている。余談だが、彼はインスタを始めた当初、壊れたAndroidで撮影していたため、写真がボケボケだ。
最近あひるねこは iPod touch を手に入れて、ようやく鮮明な画像を投稿できるようになったというのに、サンジュンはこう言う。
「やっぱねえ、料理は全体を撮っちゃダメ。全体を撮っちゃ。一部でいい。その方がフォトジェニック。あひるねこはまだ甘い! まだあひるねこは甘い! そんなんじゃ “いいね!” をもらえないよ、そんなんじゃ」
おじさんの画像にダメ出しをするおじさん、それがインスタおじさんである……。
・相手にしない方がいい
たかがインスタごときで勝ち誇って、初心者にダメ出しをするのはいかがなものか? カスみたいなAndroidのカメラでこれまで頑張って来たあひるねこが、鮮明な画像を投稿できるようになったというのに、それを褒めることなく、何がフォトジェニックだ。
このようなおじさんは、あなたの身近にもいるかもしれない。そういうおじさんは、繊細チンピラみたいなものなので、あまり相手にしない方が良いだろう。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼「料理は全体を撮っちゃダメ」と人に言いながら、自分は撮ってるサンジュン