白ご飯にたまごをぶっかけるだけ! お手軽で激ウマな庶民の味方・たまごかけご飯。だが、私(中澤)は、たまにある理由からたまごかけご飯を断念することがある。その理由とは「食器が汚れる」ということ。猛烈にたまごかけご飯を食べたいけれど、後片付けめんどくせー。
そんな時、私が食べるのがコンビニの「たまごかけご飯風おにぎり」だ。何気にお世話になっているこの商品が、一番ウマいのはどのコンビニなのか? というわけで、ローソン、セブンイレブン(セブン)、ファミリーマート(ファミマ)を食べ比べてみたところ……3社とも全然違ェェェエエエ!
・3社のスペック
通常、おにぎりにはできないたまごかけご飯。どうやっておにぎりにパッケージングしているのか。改めて考えると、「たまごかけご飯風」とはどういう意味だろう? 「風」ということはたまごかけではないのだろうか。興味は尽きない。
まず、値段はローソンの「玉子かけ風ごはん」が税込120円、ファミマの「たまごかけごはん風」が税込128円、セブンの「玉子かけ風御飯」が税込120円となっている。ファミマだけ少し高いが、その8円がどのように影響しているのかが1つの勝負どころと言えるだろう。さっそく、ファミマ「たまごかけごはん風」を食べてみた。
・ファミマの「たまごかけごはん風」おにぎり
海苔はパリッとしており、塩分の効いた味付け海苔。おにぎりはたまごと醤油のまだら模様で、食べ進めていくと、中心に黄身の濃い部分が登場する。全体的にまろやかな風味で、混ぜられている感じだ。実際のたまごかけご飯に近いタイプのおにぎりと言えるだろう。
ただし、分散してしまっているのか、たまごの風味はほんのりとしか感じない。あくまで「風」であり、たまごかけごはんではないという感じだ。
・ローソンの「玉子かけ風ごはん」おにぎり
次に、ローソン「玉子かけ風ごはん」を食べてみたところ、しょっぱい海苔の味が先制攻撃を仕掛けてくる。ご飯はまんべんなく染まった醤油色で、バランスがなかなか良い。
さらに食べ進めると、中心からトロみのある黄身があふれ出した。これがこのおにぎりのコアか! 一極集中型のたまごと醤油ご飯、海苔がハーモニーを奏でる。醤油ごはんと黄身というニュアンスである。
・セブンの「玉子かけ風御飯」おにぎり
最後は、セブン「玉子かけ風御飯」。以前、「ツナマヨおにぎり」を食べ比べた時は、セブンの圧勝となったが、「たまごかけ風おにぎり」はどうだろうか。真っ白なご飯をかじると……
黄身が噴出するようにあふれ出してきた! 同時に、封じ込められたまろやかさが広がる。見た目はセパレイトだが、口の中は完全にたまごかけご飯! 風味が圧倒的なところ、さすがセブンさんやで!!
・それぞれに個性
個人的には、セブンの圧勝だった。だが、混ぜご飯スタイルのファミマ、一極集中型のローソン、完全セパレイトのセブンとそれぞれに独自のスタイルを追求していると言えるだろう。おにぎりの中では攻めてる味ではあるが、食べたことがない人はぜひ味わってみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼セブンイレブンの「玉子かけ風御飯(税込120円)」が一番たまごの風味が濃厚でウマかった!