以前に、世界一地名が長いイギリスはウェールズ北部の島にある村「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ」について紹介したことがある。
まず、普通の人なら発音できないであろう村は、一体どんな経緯で命名されたのだろうか!?
・世界一地名が長い村の名前はどうやって命名されたの!?
世界一地名が長いことで知られる村「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwyllllantysiliogogogoch」は、途中で ‟L” が4つも続く箇所があり、どうして、こんな妙な名前が命名されたのかが不思議である。カタカナで「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ」と書き記しても、舌を噛まずに読み上げるのは至難の業である。
意味不明な呪文のようだが、「レッドケイブにあるタイシリオ教会の渦に近い、アメリカマンサクのくぼみにある聖メアリー教会」という意味があるのだそう。ちなみに、アメリカマンサクとは木の種類のことである。
・観光客を集めるのが目的だった!!
きちんと意味があるにしても、その意味もなんだかよく分からない感じだが、19世紀半ばまでは普通の村名だったのだとか。しかし、観光客を集めるために変わった長~い名前にしようとのアイディアが出て、ウェールズ語と地元の旧跡を混ぜ合わせた名前が命名されたという訳である。
・ちゃんと住人は村名を発音できるぞ!
世界一長い地名を持つ村を紹介した動画では、村人達が自分の村名をちゃんと発音出来るのか実験が行われている。1パイント(568ミリリットル)のビールを一気飲みした男性が村の名前を言うチャレンジなのだが、全く舌を噛まずに言い切りお見事~!
その他の村人達も問題なく発音していて、やはり、自分が住む村名を言えないのはマズいだろうと練習を重ねた成果なのかもしれない。
そして、郵便を村に送る時は名前を全部書いても良いが、「LLANFAIRPWLLGWYNGYLL」と短縮形で書いてもきちんと届くそうだ。
参照元:YouTube、Laughing Squid(英語)
執筆:Nekolas
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