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アニメとは残酷なものだ。いくら夢中になろうとも、終わりは必ずやってくる。短ければ1クール(3カ月)、長ければ2クール(6カ月)。名作であればあるほどに、終わった時の心にぽっかり穴が空いた気分はいかんともしがたいものがある。

特に、キャラの日常を描いた「日常系」と呼ばれるアニメは、文字通り視聴者の日常の一部と化すため、終わった時の虚脱感は半端じゃない。明日から何を支えに生きていったらいいんだ……そう思ってしまうのもザラ。そんな状態を指して「難民」と言う。本記事では、2017年冬アニメの中で難民発生が確実視されるアニメ3選をご紹介しよう。

・2017年冬の難民アニメその1『ガヴリールドロップアウト』

個人的に1週間のうちで1番待ち焦がれているのが『ガヴリールドロップアウト』。人間界に来た天使・ガヴリールが主人公のこの作品は、「天使が人間界で引きこもりニートになる」というその展開にまずやられた。さらに、地獄から来ている悪魔たちが人間で言うとてもいい子なことにも考えさせられるものがある。

まあ、そんな理由を並べ立てたところで、結局は女子高生のきゃわわなキャラが画面の中でキャーキャー騒いでるだけでおじさん満足なんだけどね。女子高生で天使とか最高か! ヒャダインこと前山田健一さん提供のオープニング曲『ガヴリールドロップキック』もハイテンションのごった煮感が最高だ!!

・2017年冬の難民アニメその2『小林さんちのメイドラゴン』

1度は思ったことはないだろうか? 家のドアを開けたら、異世界だったらいいのに……と。そんな異世界が日常の中に突然やってくるのが『小林さんちのメイドラゴン』。会社員の小林さんが朝家のドアを開けると、目の前にはドラゴンが! さらに、そのドラゴンが萌え萌えメイドさんに変身!! 小林さんちに住みこむことに!
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何を言ってるのかわからないだろうが、どうか安心してほしい。私もわかってないから。人間とドラゴン……相容れぬ2つの種族の共同生活。それはカルチャーショック満載の刺激的な毎日だ。小林さんが大好きなトール(ドラゴン)に和まされる度、この作品が終わった時のことが不安になる。これはヤヴァイ。

・2017年冬の難民アニメその3『亜人ちゃんは語りたい』

例えば、吸血鬼や雪女のように、人間と似て非なる伝説の生物のことを亜人という。そして、その亜人が普通に存在する世界の高校で繰り広げられる日常話が『亜人ちゃんは語りたい』だ。思春期の亜人ちゃんたちが、生物の先生に悩みを相談するこの作品。

文字面で見ると何が面白いのかわかりにくいかと思うが、年頃の亜人ちゃんたちが悩み、人と違うことによってぶつかる壁を一つ一つ乗り越えていく姿に胸がスッとなる。その成長の過程は娘が育っていくようだ。私も亜人ちゃんと語りてェェェエエエ

──以上である。個人的には難民化待ったなしのこの3つ。どこから見ても、話についていけるのが日常系の良いところなので、今から見始めても全然遅くないぞ。ただし、疲れてる時に見てしまうと魂を持っていかれるので注意してくれ!

執筆:中澤星児
Photo:RocketNews24.

▼「ガヴリールドロップアウト」

▼「小林さんちのメイドラゴン」

▼「亜人ちゃんは語りたい」