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最近ラーメン界では、斬新なオーダー方法が浸透しつつある。たとえば、東京・虎ノ門の “らーめんのおいしいお店” と謳う「ビックラーメン」は、麺なしラーメンを注文することができる。“らーめんがおいしいお店” なのに……。また長崎チャンポンのチェーン店「リンガーハット」でも、麺なしのチャンポン(野菜を食べるスープ)を注文することが可能だ。

そんななか、二郎インスパイア系のお店で、正月ならではのアレンジメニューを提供している。それは、麺をモチに変更できるというものだ。二郎系とモチが出会うと一体どうなるのか? 実際に食べてみると……。おお! これはイケる、かなりウマいじゃないか!!

・インスパイア系の異端

この斬新なアレンジメニューを提供しているのは、二郎インスパイア系のチェーン店「立川マシマシ」である。ここでは、麺を豆腐に変更できるヘルシーメニューを以前から提供していた。

ラーメンだけでなく、他のメニューのアレンジにも積極的で、ご飯メニューの「マシライス」を考案。オリジナルメニューとして専売すればいいのに、そのレシピを公開して、他のラーメン店でも提供できるように働きかけている。立川マシマシはラーメン業界が盛り上がることを願っているようだ。

・麺 → モチ

さて、そんな立川マシマシが2017年正月に期間限定で提供を行っているのが、「麺 → モチ変更」である。私(佐藤)は当編集部からもっとも近い御茶ノ水店(立川マシマシ5号店)に足を運び、その味をたしかめることにした。

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たしか、以前立川総本店で豆腐変更を取材した時には、メニューに「豆腐」というのがあった。今回も券売機で、麺をモチに変更するメニューがあるのかな? と思ったらない。

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・ハーフ & ハーフにも対応

ここではやっていないのか? お店のスタッフに尋ねると「モチに変更できますよ」とのことだった。券売機で通常通りに食券を買い、席に着くときに、「麺をモチにしてください」とお願いするようである。ちなみに、麺とモチのハーフ & ハーフも可能とのこと。両方の食感を楽しみたい人は、麺の半分をモチにするのもアリだ。さて、私が注文したのは、ラーメン “中” のモチ変更。それに肉マシである。野菜やアブラは普通。

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おお、久しぶりに見るモヤシの山。これで普通盛りだから、初心者はいきなりマシマシをオーダーしない方がいいだろう。最初は普通盛りを頼んで、完食できるようなら、次からマシやマシマシに挑戦した方が良い。

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・スープを吸ってウマくなる

パッと見た感じは普通のラーメンだ。この中にモチが潜んでいるとは到底思えない。だが!

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丼の底を探ると、出て来たよ! モチ!! マジでモチだ。丼の底から伸びるモチの様子は、何だかおかしな気がするけど、これが食べてみると美味しい! スープの旨味を存分に吸っており、モチを噛むほどに旨味が口のなかに広がる。ラーメンとモチの相性が良いとは、全然知らなかった。これはかなりアリだ。

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・レギュラー化希望

ラーメン “中” をモチ変更すると、モチが4個入っている。十分にお腹が満たされる量だ。食べ終わってから、麺もすすりたい気分になったので、やっぱりハーフ & ハーフが良いかもしれない。

なお、このモチ変更は期間限定なので要注意。新所沢駅の店舗(立川SSR)では2017年1月5日まで、御茶ノ水店では10日まで。他の店舗では7日までなので、まだという人はお早めに! これ豆腐みたいにレギュラーにして欲しいな~。

・今回訪問した店舗の情報

店名 立川マシマシ5号店(御茶ノ水店)
住所 東京都千代田区神田駿河台2-4-10
営業時間 平日11:00~15:00、17:00~22:50 / 土祝11:00~15:00、17:00~21:50 / 日曜11:00~15:00、17:00~21:00
定休日 年末年始

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24