運転免許証やパスポートは何年も同じ物を使うため、出来れば、写りが良い写真を使いたいと誰でも思うものだろう。
そんな運転免許証に、ある男性が宗教的な理由から、‟2本の角” を頭に付けて写真に収まってしまったというのだ! その権利を勝ち取るためには苦労があったようだが、それにしても、免許証の写真が奇妙すぎるのである!!
・頭に ‟2本の角” を付けて免許写真に収まろうとした男性
宗教的な理由から、頭に ‟2本の角” を付けて運転免許証の写真に収まったのは、米メイン州に住むフェラン・ムーンソングさんだ。
異教の聖職者をしているという彼は、2016年6月に現在の名前に改名。‟Coven:コヴン” と呼ばれる魔女の集会で、2007年からその名前を名乗るようになったそうだ。だが、新しい名前が記載された正式な身元確認証を持っていなかったため、運転免許証を新しく申請し直すことにしたのだとか。
・周囲から異様な目で見られたのでは……
しかし、最初に彼が地元の陸運局で、運転免許更新のために頭に角を付けて写真撮影に挑もうとしたところ、局員に却下されてしまったのだという。
日本では、すでに自分で撮影した写真を警察署に持参して運転免許証の更新を行うが、アメリカでは陸運局で順番に列に並び、専属カメラマンが撮影した写真を使用する。なので、フェランさんが頭に角を付けた状態で列に並んでいる時、かなり周囲の人から異様な目で見られたのではないかと想像してしまった。
・宗教の自由を主張して権利を獲得!
それはさておき、写真撮影を却下されてしまった彼は、今度は同州ポートランドの他の陸運局に赴き、自分の宗教について説明したところ、ついに承認してもらえたというのだ!!
嬉しさを隠し切れない様子の彼は、自身のFacebookページに、2本の角を付けた新しい免許証の画像を投稿し、「これで変身が完了した!」と喜びの言葉を添えている。
これが日本だったら、とてもではないが無理な話だろう。2本の角を付けて運転免許証の写真を撮らせてもらえるなんて、「アメリカって自由な国だな~」と思わざるを得なかった。
参照元:Facebook @Phelan MoonSong、METRO(英語)
執筆:Nekolas