本日2016年11月22日、福島県沖でマグニチュード7.4の地震が発生した。気象庁の発表によると、この地震は東日本大震災の余震であるという。あれから5年の歳月を経た大きな余震……大震災はまだ終わっておらず、人の常識では通用しない地球の大きな脈動を見たような気がした。

日本が未曾有の災害に直面した5年前、総理大臣として対応したのが菅直人さんだが、今回の地震に対するツイートに批判が殺到している。問題となっている内容は以下の通りだ。

・問題のツイート

菅直人「福島沖の大地震。今回もF2の3号機原発のプールの冷却が一時停止。5年前、F1の4号機プールが冷却できず、プール内で核燃料がメルトダウン寸前だった。当時のことを描いた映画『太陽に蓋』の上映会が国会隣の憲政記念館で11月29日13時と17時の2回開かれます。ぜひご覧ください」

・このタイミングで宣伝?

はじめこそ、今回の地震で福島第2原発の冷却プールが一時停止したことに触れているが、そこから当時の状況を描いた映画『太陽に蓋』の上映の話になっている。どういう意図でつぶやいたかはわからないが、完全に映画の宣伝のように見えるのは気のせいだろうか。このツイートに対し、ネットはというと……

・ネットの声

「福島県がこんな時に、自分のヒーロー映画の宣伝などしないでよ不謹慎な」
「緊急時かもしれないと不安を煽りながら、映画の宣伝とはこんな人が総理をやっていたことが信じられないし、厚顔無恥」
「国民の心配より映画の宣伝ですか?」
「今言う話じゃないだろ」

などなど、批判する声が多いようだ。しかし、一部では「福島県内でも上映して下さい」「こういうのこそテレビでやって欲しいです」など、作品に対して興味を持つ声も寄せられていた。個人的には、当時総理大臣だった経験などから「今言うことは別にあるのでは?」と思った。

なお、使用済み核燃料プールの冷却設備は6時10分に自動停止したものの、安全を確認した後、7時47分に冷却を再開しているとのこと。

参照元:Twitter @NaotoKan東京新聞
執筆:中澤星児

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