転校生は、新しい環境になれるだけでも必死なのに、ましてや、その国の言葉が話せなかったら、想像を絶するような大変さを味わうのではないだろうか。
まさに、そんな経験をしたスペイン語しか話せない少年に、「ネット翻訳した手紙」を渡したアメリカ人少女が素敵だとネットで話題になっている。すっかり仲良しになった二人の友情が、なんとも美しいのである!!
・孤独な転校生にネット翻訳した手紙を渡した少女
米カリフォルニア州テメキュラの小学校に転校して来た、10歳のラファエル・アナヤ君はスペイン語しか話せず、いつもカフェテリアで一人でランチを食べていたという。
そんな、孤独な様子のラファエル君を不憫に思ったのが、同級生のアマンダ・ムーアちゃんだ。だが、彼女は英語しか話せないため、なんとかコミュニケーションを取りたいと、Google翻訳を使うことにしたのである。
・毎日一緒にランチを食べるようになった二人
こうして、アマンダちゃんはラファエル君に、「一緒に座ってランチを食べない? 一緒に塗り絵をしたり、怖い話を語り合おうよ。読んでくれてありがとう」と書いた手紙を渡したのだ。
きっと、友達が出来ずに寂しい思いをしていた少年は、こんな優しい手紙をもらって、本当に嬉しかったのではないだろうか。それ以来、二人は毎日一緒にランチを食べるようになり、ハロウィンでは、家族ぐるみでトリック・オア・トリートを楽しんだのだとか。
・自分達で考え出した手話でコミュニケーションを取るように!
アマンダちゃんの他の友達もラファエル君を快く迎え入れ、自分達で考え出した手話で、コミュニケーションを取っているのだという。
動物が大好きだという二人は、週末には馬を保護する農場でボランティア活動を励むようになり、すっかり仲良しになったそうだ。
まだ10歳のラファエル君は、1年もすれば、相当流暢に英語を喋れるようになるのではないだろうか。アマンダちゃんに学んで、学校や職場に馴じめない人がいたら、見て見ぬ振りをせず温かい声をかけたいものである。
参照元:YouTube、Inside Edition(英語)
執筆:Nekolas
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