このところ、大麻関連のニュースが続々と入ってきており、我がロケットニュース24がほこる正義のドラッグ事情通・ボブ麻亜礼(まあれい)氏は情報分析に大忙し。そしてまた……つい数日前、これまた見逃せない大麻関連のニュースが舞い込んできた!!
毎日新聞などによると、鳥の餌として販売されている「麻の実」から大麻を栽培した京都の男(31)が9月に大麻取締法違反(栽培)で逮捕されていたというのだ。
・今までとは一味違う奇跡の栽培
栽培で逮捕されるのは、よくある話。しかし、ボブ氏は「この1件は……これまでとは一味違う。例えるなら “ツチノコを焼いて食った” ってくらいのレベルだフガフガフガ」と鼻息荒い。いったい何が違うのか。さっそく話を聞いてみた。ボブさ〜ん!!
ボブ「スゴイ。ただただスゴイ。京都の男、マジで研究者顔負けのスゲエことをした! 鳥の餌として売られている『麻の実』を発芽させ、1本の大麻草を鉢に移して栽培し、新芽を摘み取って4〜5回も吸ったとは……お見事! あっぱれだ!!」
──あっぱれダメでしょ!! 「喝」入れて下さいよ!
ボブ「おっと、その前に『麻の実』について説明しておこうか。その名の通り、麻の実ってのは大麻の種だ。どこでも簡単に手に入る。リスやハムスターの餌としても使われてて、脂肪分とタンパク質が豊富なのが特徴。つまるところ栄養源だ」
──動物だけじゃなくて、人間も麻の実を食べたりもしますよね?
ボブ「そうな。麻の実を使った料理なんてのも有名で、料理本もバリバリ出ている。ていうか、みんな絶対に食べてるよ。七味唐辛子に種みたいなのが入ってるだろ? あれがまさに麻の実だ。ちなみに、ケシの実も入っていたりするんだぜ」
──ケシといえば阿片(アヘン)の原材料……なのですが、それよりも事件について教えてください。
ボブ「とにかくスゴイ。奇跡の栽培といっても過言じゃない。まずな、麻の実を発芽させる成功率なんて、普通に考えたらゼロに等しいくらい低い。なぜなら、鳥の餌は発芽できないように加熱処理されているから。そんな中から発芽できる種を見つけるなんて、何万粒に1粒の世界なんじゃないの? さらに発芽ときたもんだ!!」
──そ、そんなに難易度が高かったのか!! このあとボブ氏は、さらに “どんだけスゴいことなのか” や “なぜ加熱処理されている(はず)の麻の実での栽培が可能だったのか” などについて、徹底的に語り尽くした。話の続きは次ページ(その2)へGO!!