今、1人の赤ちゃんの笑顔が、世界中をとろけさせまくっている。輝くばかりのその笑顔から、ネット上では “世界一幸せな赤ちゃん” と呼ばれているのだとか。
実は未熟児として生まれてきたため、すぐに新生児治療室(NICU)に入れられたこの赤ちゃん。心配する両親を勇気づけるかのように、生後5日目でこんなにも素敵な笑顔を見せてくれたのだ。
・体重1700グラムで生まれてきたフレイヤちゃん
2014年11月27日、ヴィンジェ夫妻の間に生まれたフレイヤちゃん。母ローレンさんが妊娠28週目で子癇前症(妊娠中毒症)を発症したことで、体重1700グラムの未熟児として生まれてきたという。
妊娠中毒症が発覚したとき、お腹の中にいたフレイヤちゃんの心拍が下がっていたそう。幸運なことに出産は無事に済み、フレイヤちゃんはそのままNICUに入ることになった。
・「お父さんに写真を送ろうか?」とカメラを向けると……
そんなフレイヤちゃんに、ローレンさんが「お父さんに写真を送ろうか?」と話しかけてカメラを向けたところ、返ってきたのがこの素敵な笑顔。
目をほころばせ、口を大きく開けたフレイヤちゃんの笑顔は、まるで太陽のよう。見る者全てを自然と笑顔にしてしまうこの写真は、彼女が生まれた病院のナース室に今でも貼られているそうだ。
・ネット上で大きな反響
素敵な笑顔に喜びながらも「NICUから出られないのではないか……」との不安を感じたローレンさんは、同じような体験に苦しむ他の人を “1人じゃない” と勇気づけるために、体験談とローレンちゃんの写真をブログ上で公開することに。
そして Facebook 上にもアップされたところ、大きな反響が巻き起こった。「素敵な笑顔で嫌なことも忘れられる」などの感想と共に、「私の子供も未熟児でしたが、とっても元気に成長しました」と同じ体験を持つ両親たちからの賛同もたくさん集まっているのだった。
もうすぐ2歳のフレイヤちゃんも、今では元気いっぱい。誰にでもあの笑顔を向けて挨拶する、人懐っこい少女に育っているということだ。
参照元:ABC News(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ
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