地域おこしやキャンペーンには欠かせない存在・ゆるキャラ。帝王「ふなっしー」のように誰でも知っているレベルの知名度を持つキャラから、知る人ぞ知るキャラまで、膨大な数のゆるキャラが存在している現在の日本は、言うならばゆるキャラ列島だ。そんな中、青森県黒石市のゆるキャラ「にゃんごすたー」が注目を浴びている。
りんごをイメージしたと思われる丸っこいフォルムと真っ赤な体に、八の字眉毛とクリッとした目がゆるい印象の外見はオーソドックスなデザイン。だが彼は、その体から想像もつかないドラムパフォーマンスを繰り出す。しかも、演奏曲はX JAPANの『紅』だァァァアアア!
・ドラムパフォーマンスの理由
「そもそも、なんでドラムやねん!」と一瞬思ったが、よく考えたら名前の元ネタはビートルズのドラマーのリンゴ・スターであることに気づいた。「にゃんごすたー」という名前から察するにりんごと猫が合体しているのか。『紅』をやってるのは、彼の体が赤いからかもしれない。
・シュールすぎる
なんかよくできてるのかどうかわからない設定だが、とりあえずドラムプレイが半端ないことだけはわかる。あからさまにドコドコ高速で地を這ってる。その外見とブルータルなドラムプレイのギャップがシュールすぎて、私(中澤)はこの動画を初めて見た時声を出して笑ってしまった。極めて馬鹿馬鹿しい……だが、それが良い。
・あふれ出る「趣味」感
YouTubeのオフィシャルチャンネルにあげられている動画を見てみると、slipknotの『BEFORE I FORGET』やMr.BIGの『Green-tinted Sixties Mind』などもプレイしている。本当にただ好きなだけじゃねーか! 素晴らしい!!
ふなっしーの登場以来、爆発したゆるキャラムーブメント。ゆるキャラがいる風景が当たり前になりすぎて、ただゆるいだけでは相手にされないところもある。はたして、にゃんごすたーは群雄割拠のゆるキャラ界でスターになることができるのか!? 個人的には、リンゴ・スターの息子ザック・スターキーと共演してもらいたい。
▼馬鹿テクすぎるドラムプレイがシュール
▼動画の前半がMr.BIGの『Green-tinted Sixties Mind』
▼slipknot『BEFORE I FORGET』
▼ドラム雑誌のコンテストにも応募したらしい。趣味か!
▼激テクドラムで知られる凛として時雨のドラマー・ピエール中野さんもRT
ピエール中野がRTする案件 https://t.co/MoAPz32Jht
— ピエール中野 凛として時雨 ピヤホン監修 (@Pinakano) October 16, 2016
▼青森市の大学生イベント「ROCK’N’ AOMOROLL」での「紅」
https://www.youtube.com/watch?v=biny7bOwnOw
▼ザック・スターキーのドラムプレイ
https://www.youtube.com/watch?v=XqgX1Q36hD8