カリカリして得することはひとつもない。ベーコンじゃあるまいし、人間 心穏やかに日々を過ごしたいものである。ただ神様ではないのでイライラしてしまうことだって少しはある……例えば「ATMの順番待ちが全ッ然進まないとき」などだ。
自分はサッとお金を下ろして終了なのに、1人の人が10分も20分もATMを占拠しているときのイライラは異常である。わかってる……その人にとって “やるべきこと” であることは重々承知している。ただゴールの見えない行列は、どうしてもイライラが募ってしまうのが人間の性(さが)だ。
・ヨソのATMに行けない理由
ATMが全然進まない……そんな経験、誰にでもあることだろう。ATMが10台、20台と設置されている大型店ならまだしも、2~3台しかないATMが占拠されてしまい、遅々として進まないときはどうにもイライラしてしまう。
「だったら他のATMに行けよ」という意見もあることだろう。ごもっともである。例えばATMを使っている人の背中に「あと10分かかります」と表示されるならば、他のATM行きの選択肢も出てくるハズだ。
ただ、その背中が語ることはなく「もしかしたらあと10秒で終わるかも」という希望が微かにあることも事実。この “微かな希望” こそ問題で、多くの人がその場に留まってしまう理由であるに違いない。単純に考えれば「あと○○分で終わります」と意思表示してくれれば問題は解決するのだ。
・専用レーンを作っては?
だがテクノロジーが進んだ現在でも、一目で残り使用時間を表示できる、ハイテクATMは開発されていない。ここはどうだろうか、シンプルに『長時間ATMを占拠する人専用レーン』を設置するのが最も効率的なのではなかろうか?
月末などにATMを長時間使っている人の多くは、仕事である場合がほとんどだろう。業務であれば仕方ないし、それを止める理由は無い。ただ、全てのATMが埋まってしまった場合、1分だけATMを使いたい人にとっては時間の無駄すぎるのだ。
・メリットしかない
専用レーンさえあれば、サッと使いたい人の時間短縮になるだけではなく、長時間使う人も “背中を刺すような視線” を気にせずに済む。お互いにとってWin-Winな、極めて有効な手段だと思うのだが、マジで銀行などは専用レーンの導入を検討してもらえないだろうか。
最後にひとつ。1台しかないATMを占拠するのは本当に勘弁だ。もし「田舎でATMがなくて仕方がない」という場合は、5分で1回交代するなどの制限時間を設けることをオススメする。都会のコンビニのATMを占拠してるヤツ……マ・ジ・で! 空気を読んで下さい。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼マジで専用レーン、どうだろうか?