閉鎖的なイメージがある北朝鮮は、他の国から孤立していて近寄りがたいイメージがあるが、近年は観光にも力を入れていることから、海外からの観光客が徐々に増えているようだ。
しかし、大手旅行コミュニティサイト「トリップアドバイザー」では、ある北朝鮮のホテルについて ‟最低評価” が続出しているというのだ! 利用客は、「軍事訓練を受けていると思えば楽しめる」といった、かなり辛辣なレビューを残しているらしいぞ!!
・北朝鮮のホテルの評価がかなりヒドい!
トリップアドバイザーには、北朝鮮の首都である平壌(ピョンヤン)の8つのホテルについて評価が載っており、なかでも、リャンガンホテルに対するレビューがかなり酷いというのだ。
同サイトでは、丸の数で評価を示す仕組みになっていて、最高点は丸5つで最低点は丸1つである。そして、同ホテルに残された31件のレビューを見ると、ほとんどが丸1~3といったところで、平均点をクリアするのにも苦労している印象なのだ。
・ホテルというより病院っぽい印象
リャンガンホテルの写真を見ると、ホテルというよりは病院を思わせる外観で、インテリアなどの装飾が無骨で華がない。ベッドに使用されているリネン類も全て真っ白で、なんだか休暇でホテルに泊まっているというよりは、患者として入院しているような気になってしまいそうである。
とはいえ、外も中も病院っぽいからか不潔感はなく、観光業が発展途中の北朝鮮だけに、まずまずといったところではないだろうか。
・軍事訓練を受けていると思えば楽しめる!?
では、実際にホテルに泊まった利用客は、具体的にどんなレビューを書き残しているのだろうか!? 2016年3月に残された一番最近のレビューは、エストニア人男性によるもので、朝9時から午後11時までお湯が使えると言われたのに、お湯は出ず暖房も効いていなかったため、他のホテルに移動したそうだ。
他には、「冷たいシャワーや硬いベッド、停電といった旧ソビエトを思わせるレトロスタイルのホテルでは、軍事訓練を受けていると思えば楽しめる」といった、皮肉に満ちたコメントも見られる。だが、なかには「朝食は悪くなかった」というポジティブなレビューもあり、欧米諸国のホテルと比べること自体が間違っているのかもしれない。
快適さや便利さを求めて北朝鮮を旅行したら、ガッカリ気分を味わってしまうことは間違いない。最初から期待度を低めに設定して、‟リアルな北朝鮮” を追求するつもりで、訪れた方が良いのではないだろうか。
参照元:Trip Advisor
執筆:Nekolas