V8! V8! V8! 日本には「ボロを着てても心は錦」という言葉があるが、「980円で買った軽自動車に乗ってても心はV8エンジンのスーパーカー」なのである。もしくはV10エンジンのランボルギーニー、はたまた、バイクの「スズキGSX」と思うことも可能。
何の話をしているのかというと、クルマのシガーソケットにぶっ刺すだけで “車内だけ” がスーパーカーのエンジン音になってしまうガジェット「サウンドレーサー」の進化版『SoundRacer X』のことである。試してみたら、想像以上にスゴかった!!
・前バージョンから大幅な進化!!
実はこの商品……の前バージョンは、過去にクーロン黒沢氏が記事にしている。本体をシガーソケットにぶっ刺して、周波数を設定し、カーラジオで受信して、アクセル踏んだら「ブオオオオン!(車内のみ)」……という商品だった。しかし、今回は違う!
本体にAUX端子が付いているので、ラジオを使わずともカーステとダイレクトで接続可! しかもUSB端子も付いているので、スマホ等の充電も可!! さらに、前バージョンは「1つのサウンドのみ」しか鳴らせなかったのだが、今回はマイクロSDカード端子も付いており、そのカードの中には……6種類のエンジンサウンドが入っているのだ!!
・ランボルギーニにフェラーリにレクサスからスズキGSXまで!!
本体のボタンをカチカチ押せば、順番にエンジン音が変わっていく。まずはV8エンジンのシェルビーコブラ、続いてV10エンジンのランボルギーニガヤルド、同じくV10のレクサスLFA、V12はフェラーリ512BB-LMときて、クラシックなVツインのエンジン音も収録。最後は、なぜかバイク『スズキGSX(L4)』のエンジン音ときた!
で、どんな音がするのかは、私のアップしたInstagram、もしくはYouTube動画をご覧&視聴してほしいのだが、きっと誰もが驚くはず。実際に大音量で鳴らして使ってみると……マジのマジで “そのエンジンのクルマ” を運転している気分になってくるのだ!!
とくに「ドコドコドコドコ……ボロントット、ボロントット〜……♪」的な『クラシックVツイン』のサウンドは最高のひとこと。ちなみに、音楽ソフトの知識は必要となるが、なんと「自作のエンジンサウンド」をSDカードに追加することも可能とのこと。自分の声や、自分の屁の音をエンジン音にすることも……たぶん可能かと思われる。
・ボロを着てても心は錦
ともあれ、自作サウンドを入れなくとも、最初から入っているエンジン音だけでも十二分に楽しめる。外から見たら単なる三菱ミニカだが、車内だけはイカしたクルマ。「ボロを着てても心は錦」ならぬ、「980円で買った軽自動車に乗ってても心はVツインエンジンのクラシックカー」なのである。こんど自作サウンドも作ってみようかしらン♪
★こちらもどうぞ → シリーズ「ミニカ物語」
参考リンク:Amazon「SoundRacer X」、Hans International、SoundRacer(英語)
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼軽自動車で使うとこんな感じになる
▼こちらは公式動画。より詳しく音の違いが分かる
▼ちなみに使用した車種「980円のミニカ」がコレだ!