2016年の夏は猛暑が続き、8月の終わりを迎えても、各地では真夏日が続いていたようである。海や山へ出かけて、すっかり日焼けしてしまったという人は大勢いるだろうが、どうやら、それは人間だけではないようである。

なんでも、世にも珍しいピンクのバッタが激写されたというのだが、「もしかしたら日焼けしたのかも!?」なんて、ヘンテコな説が囁かれているらしいのだ!

・世にも珍しいピンク色のバッタが激写される!

世界でも稀なピンク色のバッタが目撃されたのは、英サフォーク州にあるアイビー・グランジ農場だ。宿泊施設を兼ねた農場を経営するキム&ニック・ハロエ夫婦が、宿泊者に敷地を案内していると、牧草地に見たこともないような昆虫を発見! しかし良く見ると、それはバッタだった訳だが、色がなんとも珍しいピンク色をしていたのである!!

海外メディアでは ‟ピンク色” だと称されているが、バッタの画像を見ると、どちらかと言うと赤紫色に近いようにも思える。

・ピンク色は日焼けのせい!?

2016年の夏はイギリスでも猛暑を記録し、バッタの色が真っ赤に日焼けした肌のようにも見えるため、「バッタさえも日焼けに苦しんでいる!」と、ヘンテコな説が報じられているのだ。

専門家によると、バッタの奇妙な色は劣性遺伝子による突然変異で、色素の欠如でピンク色になったのではないかとのこと。メラニン色素の欠乏で起こる遺伝子疾患で、肌や表皮が白くなるアルビノ(先天性白皮症)と似たような現象ではないだろうか。

・目立つ色だから捕食者の餌食になりやすいかも……

一般的にバッタは緑色か茶色で、外敵から身を守るために、環境に応じて色を変えてカモフラージュするのが普通だ。しかし、このバッタは、周囲の色に溶け込まない鮮やかな色をしているため、捕食者のターゲットになりやすいかもしれない。

ハロエ夫婦は、「もっとピンク色のバッタがいるかもしれない」と、農場の宿泊者に声を掛け、似たようなバッタがいないか牧草地を捜索していたそうだ。

ちなみに筆者は、ビーチ通いや屋外イベントに行きすぎて、アルビノとは程遠い日焼けっぷりになってしまった。厳しい暑さで外に出るのが嫌になる日もあったが、こうやって夏の終わりが近づくと、なんだか寂しい気持ちになってしまう次第である。

参照元:Facebook @Ivy Grange Farm YurtsMirror(英語)
執筆:Nekolas