知らなくても生きてはいけるけど、知っていると「すご~い! 博識ィ~!!」と感心されること間違いなし! 話題の引き出しを増やしてくれる「今すぐドヤれる豆知識」。
今回ご紹介する豆知識はこれ。「相撲の聖地・両国国技館の地下は焼き鳥工場である」という知識。それも日本最大級の工場だというのである。神聖な土俵と焼き鳥工場? マジかよ!?
・国技館の地下に焼き鳥工場
あの相撲の聖地の地下が焼き鳥工場になっているだなんて、根拠なしの都市伝説にしか聞こえないかもしれない。……が、マジの話だ。大相撲グッズの販売などを手掛ける国技館サービスの部署「焼き鳥部」約50名の精鋭が焼いているそうで、
「国技館大相撲観戦の名物と言えば国技館の地下で実際に焼いている自家製焼鳥」(国技館サービス通販サイトより引用)
とのこと。先日、大相撲9月場所に向けてアルバイトの募集がかかっており、焼き鳥製造の様子がチラっと写っていたが、たしかに焼き鳥が作られていた! 1月場所では85万本以上が製造されていたという。焼き鳥工場としては日本最大級だと言われるのも納得だ!
・とにかく美味しい
そんなユニークな工場で作られているのが名物『国技館やきとり』だ。赤とオレンジの鮮やかな箱が相撲っぽい! 以前は相撲観戦のオツマミ、もしくは国技館土産として主に場所中に販売されていたが、現在は東京や上野などの駅でも買えるぞ。ということで、東京駅で買って食べてみた。
1箱650円。正肉3本とつくね2本。いずれもタレだ。食べてみると、肉の味とともに濃いめのタレがジュワ~と口のなかに広がる! 炭火焼のような香ばしさには欠けるものの、しっかりと辛めのタレがしみており、冷めていても美味しい。これはビールが飲みたくなる味!!
もちろん温めてもンマイ! 串のままいってもよし、外してホカホカのゴハンにのっけて焼き鳥丼にしてもよしだ。とにかく美味しい。
・相撲界で鶏は縁起がイイ
しかし、それにしてもなぜ焼き鳥……。そもそも、相撲界にとって鶏自体が縁起がいい生き物であるのだとか。2本足で立ち、手をつかない鶏。つまり “土がつかない” ということだ。なるほど、そういえば、ちゃんこの肉も鶏やつくねだよね! なんだか東京らしい粋なゲンかつぎですなぁ!!
ただでさえハイクオリティな『国技館やきとり』。相撲抜きでも十分に美味しいが、聖地・国技館の地下で作られていると思うとより特別な味に感じられる。あんなに身近な相撲なのに日本人でも知らない人がいる豆知識。外国からのお客さんに披露したら、200%ビックリされそうである。
参考リンク:Twitter @kokugikans[1] [2] [3]、国技館サービス、相撲案内所
執筆:沢井メグ
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:Rocketnews24.
▼相撲の聖地国技館では……
▼地下に焼き鳥工場がある!
【大相撲9月場所アルバイト募集】
募集業務
(1)焼鳥製造、簡易作業
(2)館内売店スタッフ
(3)相撲案内所スタッフ
勤務地:両国国技館
詳細 https://t.co/cNP5i0PQu0
ご応募お待ちしております。 pic.twitter.com/VImZka2XEU— 国技館サービス株式会社 (@kokugikans) August 18, 2016
▼これがその焼き鳥(650円)だ
▼5本入り。正肉3本、つくねが2本
▼歯ごたえがいい正肉
▼柔らかつくね! タレがしっかりとしみていて、美味しい
▼まさかの国技館の焼き鳥地下工場! 駅や通販でも買えるので外国からのお客さんにもプレゼントしたい!!
▼ぬりえもあるよ