2016年7月末にリリースされたスマホゲーム「ポケモンGO」。当初の熱はいくぶん冷めつつあるのだが、それでも相変わらず人気が衰えていない様子。これまで1度、アップデートされたのだが、その時にモンスターが捕まえにくくなるバグが発生したようだ。
それを修正すると共に、新たに制限を設けたアップデートを8月9日に実施した。その制限とは、「速度制限」である。車を運転中のドライバーがプレイしないように、移動速度が速すぎる場合に、プレイを中断させる画面が表示されるようになった。とても良いことだと思うのだが、なぜか私(佐藤)が歩行中にこの画面が出てきたのである。どうやってプレイしろと……。
・運転中のプレイを制限
ゲームがリリースされた直後から、車を運転中にプレイするドライバーが問題視されてきた。運転中の注意が散漫になり、事故を起こす可能性も十分に考えられる。またドライバーだけでなく、バイクや自転車に乗車中にプレイする人の姿も、よく見られる。そこで今回のアップデートで速度制限を設けたのではないだろうか。
非常に良いことだ。これで運転中にゲームをプレイする人が激減するのではないだろうか。そう期待したいところなのだが、実際はこれからその成果があがることになるだろう。それは良いのだが……。
・歩いていたのに速度制限!?
アップデートしたその日、私がゲーム画面を確認すると、その速度制限が表示されたのである。歩いて遊ぶゲームじゃないのかよ! 立ち止まっても遊べるけど、モンスターと遭遇することができないじゃないか!
実はその画面が表示される直前に、一旦アプリを切り、再び立ち上げたところだった。若干移動していたので、画面上に表示されたキャラクターがふいに駆け足になったのである。
・私は運転者ではありません
もしかしたら、この時の移動が「移動距離が速すぎる」と判断されたのかもしれない。いずれにしても、歩いている時に表示されると少々やりにくいと思うのだが……。もし歩いている時に、速度制限が表示されたら、画面下の「私は運転者ではありません」をタップすれば、通常通りプレイすることができる。
運転者も何も、歩いているだけなのだから、答えることさえバカバカしいのだが……。とにかく、引き続き周囲の状況に気を配り、安全にプレイしたいものである。
Report:佐藤英典
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)