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驚異の運動神経を持つ男たちの晴れ舞台……それがTBS系列で不定期に放送される特別番組『SASUKE』だ。2016年は7月3日に放送され、その内容は記憶に刻まれるものであった。なぜなら、レジェンド・長野誠が今回限りで引退したからである。

初登場の時に29歳だった長野誠も、今は44歳。SASUKE史上2人目の完全制覇者であり、数々の伝説を作り続けてきた彼にもついにその時が来た。引退を寂しく思ったファンも多いだろうが、な、なんと放送から数日後に驚きの現象が! YouTubeに最後の挑戦の一部始終を収録したノーカット版が配信されているではないか!

・涙不可避の17分

圧倒的なスピードは年齢を感じさせず、まるで忍者のような動きで安定感抜群……それが長野誠という男であった。「SASUKEオールスターズ」のひとりとして、SASUKEを引っ張ってきた。そんな彼だからこそ、番組も特別に映像を用意したのだろう。

動画を再生してみると、先日の放送では収まりきれなかったシーンが次々と映し出される。竹田敏浩、山本進悟の2人が気合を注入するところからすでに涙腺が緩むが、ここで泣いていると、とても17分の再生時間は耐えられない。よって、グッとこらえよう。

・改めてレジェンドだと実感

結果は新しく生まれ変わったファーストステージで涙を飲むことになったのだが、改めて見ると「そり立つ壁」と対峙するシーンは、何度見ても感慨深い。思い返せば最初の挑戦はここでリタイア。きっと本人も思い出していたに違いない。

そして最後の挑戦が終わると、放送では短い時間にまとめられていた引退セレモニーも確認できる。会場が一体となって「長野コール」、さらには周囲の涙を見ているだけで、彼がSASUKEを志す者にとってどれだけの存在であったのかがよくわかる。

・一時代の終焉

彼の引退は、一時代の終焉を感じさせ、これからその姿を見ることができないのは寂しい限りだ。しかし、長野誠というレジェンドが忘れられることは決してないだろう。SASUKEファンは必見のこの動画。改めて「最強の漁師」の勇姿を目に焼きつけよう。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし