世界最大級のガレージキット・模型のイベントである『ワンダーフェスティバル』(以下ワンフェス)。この祭典で、最近開催の度に話題となるのが、アニメなどの2次元キャラを縮小せずに模型化した等身大フィギュアである。
2016年7月24日に開催されたワンフェスでも、様々な等身大フィギュアが飾られていた。絵がそのまま飛び出したような精巧さは、言うならばリアルの3次元に限りなく近い2.9次元! 瞳に魂が宿るレベルだ!! 本記事ではそんな等身大フィギュアをまとめてご紹介したい。
・造形師の中で誰が最強か決めようぜ
現在は、コスプレイベントとしても盛り上がっているワンフェス。そもそも、この祭典の目的は「プロ、アマチュアを問わず、自分たちが製作したキットを持ち寄って展示・販売することにより、自分の造形力を世に問う」ということ。つまり、この会場は造形師たちの闘いの場。素手で殴り合って一番強いヤツを決めるというシンプルなルールなのだ。
・個人ブースはピンキリ
地平の果てまで続くような個人ブースを実際に歩いてみると、客が集まっていないところと行列ができているところの差が極端であることに気づく。あふれかえるような人の中でも、売れてないところは売れてない。展示物のクオリティーも息をのむほど細かいものから、「適当じゃね?」というものまでピンキリだ。
・等身大フィギュアに見る狂気
そんな弱肉強食の世界で、ひときわ存在感を放つ等身大フィギュア。企業ブースでは、2016年冬アニメ『おそ松さん』の6つ子にアニメ『のんのんびより』の宮内れんげ、『だがしかし』のヒロイン・枝垂ほたるなどが展示され、ワンフェス2015夏で話題となった『ToLOVEるダークネス』のモモの等身大フィギュアも復活していた。
個人ブースでは、『艦隊これくしょん』の鹿島、『冴えない彼女の育て方』の霞ヶ丘 詩羽(かすみがおか うたは)などが登場。会場に花を添えていた。あまりの精巧さに美しさを超えて、造形師の怨念さえ感じる等身大フィギュア。この狂った愛を見るだけでもワンフェスに行く価値はあるぞ!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼まずは企業ブース
▼大きくとも細やかな造形には造形師の怨念が宿る
▼企業ブース『FIGUREX』には松野6兄弟の姿が
▼ヴォイスロイドの「結月ゆかり」とアニメ『のんのんびより』の宮内れんげ(れんちょん)
▼ちなみにれんちょんは79万8000円(税込)で近日予約受付開始
▼結月ゆかりは、2016年6月24日から7月31日までの予約期間で128万円(税込)
▼『だがしかし』のヒロイン・枝垂ほたる
▼『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』も制作決定。新垣あやせ希望
▼ワンフェス2015夏で話題となった『ToLOVEるダークネス』のモモの等身大フィギュアも復活
▼次に個人
▼『冴えない彼女の育て方』のヒロイン・霞ヶ丘 詩羽先輩
▼『艦隊これくしょん』鹿島
▼桂正和著『ウイングマン』懐かしい
▼『よつばと!』のダンボーは……フィギュア?
▼個人ブースはクオリティーもピンキリ
▼フィギュアが売り子