以前の記事で、ロケットニュース24英語版ライターのプレストン(キングP from コロラド)に、日本のピザとコンビニチキンを評価してもらった。彼はピザにはうるさいが、チキンにはそれほどこだわりがないことが判明した。
彼はアメリカ人、つまりアメリカンである。そんな彼にアメリカンコーヒーを飲んでもらったらどうなるのか? 「こんなのコーヒーじゃネエ!」というのか、それとも「イイネ!」というのか、たしかめてみた。
・古い世代の人はよく飲む
アメリカンコーヒーといえば、私(佐藤)は父親のことを思い出す。今ほどコーヒーショップが全国的に浸透していない頃、コーヒーは喫茶店で飲むものと決まっていた。若い人には馴染みがないかもしれないが、古い世代の人は、アメリカンコーヒーをよく飲む。
・日本流のアメリカンコーヒー
そもそもこのアメリカンコーヒーは本来、豆を浅めに焙煎して淹れるものなのだとか。しかし、古い喫茶店などでは、コーヒーをお湯で薄めて「アメリカン」と呼ぶ向きがある。私の父親が飲んでいたのも、コーヒーのお湯割りだ。そこで、プレストンにはこの日本流アメリカンを飲んでもらうことにした。
・コンビニでホットコーヒーを購入
私は最寄りのコンビニでホットコーヒーを購入した。このクソ暑いのに、ホットなんか飲む人いるのかなあと思うけど、クーラーで身体が冷えるから、意外と需要はあるのかもしれない。そのままお湯を入れるとあふれるので、先に少し捨てておく。
そこにウォーターサーバーのお湯を注ぎ、日本流アメリカンコーヒーの完成だ。
・実は声が小さい
「プレストン、コーヒーご馳走するわ」と言って渡すと、彼は喜び「アリガトウ!」と満面の笑みを浮かべる。
往年のブルーザー・ブロディを思わせる巨漢も、笑うと意外と可愛らしい。余談だが、プレストンはビックリするくらい声が小さい。いつも小声で話す。そして、気づかない間に真後ろに立ってたりするから結構ビビる。
・一口飲んだ感想は?
それはさておき、ブロディは紙コップに口をつけると、すするようにして飲んだ。アメリカンを飲むアメリカン(アメリカ人)の反応は?
「コレ、薄いネ。アッサリしているというか、サッパリしてるというか。モノタリナイ」
ブロディいわく、コーヒーはどちらかと言えば濃い方が好きとのこと。アメリカ人だからといって、アメリカンコーヒーを好む訳ではなかったようだ。アメリカ人にコーヒーを淹れる時は、濃いめの方が良いかもしれない?
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼一口目がアツすぎて、苦しむブロディ。いや、プレストン