もはや実写としか思えないほど発達したCG技術。そのCG技術を最大限に活用するための “究極の車” が誕生した。英国「The Mill」が開発したその車の名前は『BLACKBIRD(ブラックバード)』という。
このBLACKBIRDは実際に車体の幅や長さ、そして走り方のクセを調整することが可能で、最終的にCGのボディーを合成することで映像の中で様々な車に変身してしまう、まさに映画に出てくるような驚きのスーパーカーなのだ。
・1台あるだけで数多くの車種が再現可能
これまでCGで車を再現する場合、その再現したい車種に近い車体で撮影を行なった後、CGを合成しなければならなかったが、この変幻自在なBLACKBIRDは、1台だけで数多くの車種に対応出来る世界初の車体とのこと。
・まるで映画「バットマン 」のバットモービル
BLACKBIRDの詳細は動画で見ることが出来る。動画を再生すると、何やらゴツゴツした車がガレージを出て行く様子が写し出され、続いて20秒あたりのところで、その車の全貌が明らかになるのだが……。
ナニ!? 車全体が真っ黒で、あの映画「バットマン 」に出てくるバットモービルのようではないか! それもそのはず、このBLACKBIRDは冒頭でお伝えした通り、CGで作ったボディーを合成するために作られた車であるため、車体に色を付ける必要がないのだ。
・体の幅や長さをコンピューターで調整
その後、動画の37秒あたりでは、まるでスパイ映画のワンシーンのように、車体の幅や長さをコンピューターで調整する様子を見ることができる。さらには冒頭でお伝えした通り、動力となるモーターで走り方のクセまで設定出来るというから、もうスゴいとしか言いようがない。
・全くCGに見えないボディー
その他、動画ではCGで作られたボディーを実際に合成した映像で見ることが出来るのだが、これが全くCGに見えないから驚きだ。もうここまでくると、いずれ映画に出てくる車がほぼCGになってもおかしくないだろう。
もちろん、このBLACKBIRDは現在のところ、全て映画撮影用にのみ開発されている。今後、あなたが見る映画に登場する車も実はこのBLACKBIRDかもしれない。車の正体が気になる方は、ぜひ動画をご覧あれ。
▼世界初の変身する車「BLACKBIRD」の動画がこちら