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カツと言えばなんだ!? とんかつ? 牛かつ? いいや、チキンカツだろッ!!! サクサクした衣の歯ごたえと肉汁を撒き散らしながら柔らかく裂けていくもも肉は、どちらが欠けても成り立たない至高のハーモニーを奏でている。チキンカツサイコーーーーーーー!

そんな私(中澤)のようなチキンカツ・ラバーたちは、今すぐ池袋に集合DA!! 皿にてんこ盛りの超ド級チキンカツが安く食える店を発見したぞォォォオオオ!

・お得なセットが激アツ

その店の名は『ランチハウス ミトヤ』という。池袋の西口にひっそりと佇む定食屋である。ここのチキンカツが、喫茶店のような外見からは想像できないほど超ド級のデカさなのだとか。
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さっそく入店してみると、店内は奥行きがあり想像よりも2倍くらい広かった。奥のカウンターでは2人の店員さんがせわしなく料理を作っており、香りたつ肉の焼ける匂いが食欲を刺激する。メニューを見ると、チキンカツ定食は750円。安い。だが、さらに興味をひかれたのは、メイン料理プラス2品がつく「お得なセット」。
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チキンカツにカニコロッケと目玉焼きがつく G セットがたった830円。80円しか変わらない。腹ペコだった私はこのセットを注文した。なお、セットは A から L まであり、スパイシー焼肉とカニコロッケのCセット(760円)やハンバーグとカニコロッケと目玉焼きの I セット(830円)もコスパが良さそうだったぞ。

・チキンカツの玉座

やがて、メインの皿とみそ汁とご飯がお盆に乗せられて運ばれてきた。しかし、これが830円か……白い皿の大半を覆うチキンカツ&カニコロッケ。特にチキンカツは、大振りのもも肉が惜しげもなく使われており、ひと切れ箸で持ち上げてみるとズッシリ重い。デケェェェエエエ
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・目玉焼き王

そんなチキンカツの玉座に王のように君臨する目玉焼き。色濃いツヤを放つ黄身が、固くなるギリギリまで火の通った絶妙な半熟加減であることを主張している。
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これだけでもチキンカツ・ラバー冥利に尽きる光景なのだが、その揚げ物軍団の下には、カレー風味のスパゲティーが隠れていた。オシャンティーなパスタではない、昔ながらの喫茶店のスパゲティーだ。そんなスパゲティーが大好物な私。「いてくれてありがとう」そうつぶやいて、そっとチキンカツを食べてみると……
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・サックサクのぷっりぷり

サクッ♪ 衣がそう音を立てた。そして、衣に封じ込められたもも肉のウマみが、口の中に解き放たれる。若干の抵抗を感じる、ほどよく締まった肉はぷりっぷりや。ぷりっぷりやねん!! そして、ジューシーな肉を噛み切ると濃厚な鶏肉の風味が広がっていく。ああ……くそウメエな、どちくしょーめ!!
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・影で支えるスパゲティー

下に隠れる喫茶店味のスパゲティーも侮れない。本格的とはちょっと違うけれど、「もう1品……」という口寂しさを満足させる軽やかさを持つ味である。添え物としてこれ以上の存在を私は知らない。
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チキンカツの大きさにジャブを食らわされるこの店だが、実は見た目以上に内容が充実している。1つ1つが丁寧に作られたバランスの良いセットは、毎日でも食べたいレベルだぞ! 池袋ランチで打線を組んだら、打席数が多く回ってくる1番打者になりそうな店だ。要するに、迷ったらとりあえずココ!!

・今回紹介した店舗の情報

店名 ランチハウス ミトヤ
住所 東京都豊島区西池袋3−30−10
営業時間 11:00~23:00
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼チキンカツの玉座に君臨する黄金の目玉焼き
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▼絶妙な焼き加減だ!
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▼みそ汁まで丁寧に作られている
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