九州地方でラーメンを食べるならば、もちろん「とんこつ」である。しかし、とんこつといっても、その種類はさまざま。アッサリしたラーメンがあれば、コッテコテもあるものだ。そう、とんこつは全て同じではない。
そして今回ご紹介するのは『博多一双』。とんこつラーメンの中でも屈指の濃厚スープで人気を博すお店だ。実際に食べてみたところ……その中毒指数は間違いなくMAXであった!
・一番乗りで入店
『博多一双』はラーメンの激戦区・博多においても、知る人ぞ知る有名店だ。そのため、お昼時にはラーメンを求めて長蛇の列ができるのも当たり前だという。そこで開店15分前くらいに到着。どこからともなく運ばれてくる「とんこつ」の匂いをかぎながら、一番乗りで入店した。
店内に入り、まずは食券を購入してラーメンを注文した。値段は600円。中心街だと1杯1000円近くする店も少なくないが、このお店は安めの設定。博多駅から徒歩で10分も歩かない距離にお店を構える中、これは良心的な値段と言っていいだろう。
・まるでカプチーノのようなスープ
そしてこの店のラーメンは「豚骨カプチーノ」と呼ばれるスープがスゴいと聞く。一体、いかなるものなのか。ドキドキしながら待つことしばし……。いざラーメンが目の前に置かれると、驚愕の光景が視界に飛び込んできた!
な、なんとスープが本当に泡立っているではないか! まさに「カプチーノ」という表現がピッタリ。泡立つスープのきれいさは、もはや職人技である。さっそく、レンゲで一口ズズズッと飲んでみると、ほとんど臭みがない。これは……おいしい!!
・麺もおいしい
スープの先制パンチを食らい、脳が溶け始めたところで麺をすすると、神経から快楽がドバドバ。麺は口当たりがよく、歯切れもいい。スープとの相性も抜群なので食が進み、気がつけば替え玉(100円)を注文していた。
・文句なしの一言
そしてハッと我に返った時には、スープまでも完飲。2012年の創業と歴史が浅いながらも人気の理由がよくわかる一杯で、有名店の実力を十二分に味わうことができた。感想を一言で表すなら「文句なし」。また食べたいというお客さんの声が多いのも納得であった。もし博多を訪れたら、その濃厚スープを味わってみてはいかがだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 博多一双 博多駅東本店
住所 福岡県福岡市博多区博多駅東3−1−6
時間 11:00〜24:00(スープが売り切れ次第終了)
休日 不定休
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼お店の外観。平日の開店直後なのにすぐ行列!
▼キタッー!
▼気がつけばスープを全部飲み干していた
▼チャーシューメン(750円)はボリュームあるチャーシューがギッシリ!
▼しなやかさのある麺
▼チャーシューもうまい!
▼もちろん、定番の辛子高菜やショウガもある
▼こちらは替え玉