世界中に存在する動物シェルターは、いつだって犬や猫などでいっぱいだ。その理由は「飽きたから」「状況が変わって飼えなくなったから」と捨てられる動物が後を断たないからだと言われている。
そんな中、「最も幸せな動物シェルター」の写真が話題を集めているようだ。“幸せ” ということは、穏やかに暮らす犬や猫の姿でも写っているのだろうか……?
・動物が1匹もいない写真が “幸せ” ?
米カンザスシティの動物レスキューシェルター『KC Pet Project』が Facebook 上で公開したこの写真。“最も幸せ” ってどんな感じだろうと見てみると……あれ? 動物は1匹もいなくて、ただスタッフが笑顔でケージに入っているだけの写真だよ?
そう、これこそシェルターにとって最も幸せな場面! たくさんの動物が里親さんに引き取られたので、ケージが空になってしまったというのだ!! 1週間の特別イベントに参加した166匹全ての動物が、新たな家族を見つけたとのこと。そりゃあスタッフさんたちも満面の笑顔になっちゃうよね。
・「幸せな写真」を撮影するのは困難?
2015年10月に撮影され、米国動物愛護協会(ASPCA)に取り上げられて現在話題になっているこの写真。しかし、同様の写真が発表されることは珍しいという。なぜなら「シェルターから動物が出て行くよりも、入ってくる頻度の方が高いから」なんだとか……。
ではもっと多くの「幸せな写真」撮るためには、どうすればいいだろうか? 有効な方法として「ペットショップで動物を買うのではなく、シェルターから引き取る」「動物を捨てない」などが挙げられるそうだ。
参照元:ASPCA、The Dodo(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ
▼他の団体でも、「最も幸せな写真」が撮られているよ!
▼こちらは「最も幸せな動画」だ!
▼もちろん家族が見つかったときの写真も素敵なんだけどね