日本人が大好きな中華料理のひとつに麻婆豆腐がある。その発祥は中国四川省。つまり、痺れる辛さで有名な「四川料理」の一種なのだが、その辛さゆえ日本で本場の味を再現している店は少ないという。
では、日本にいながらにして本場中国の味が楽しめる横浜中華街の麻婆豆腐はどれだけ辛いのだろうか? 実際に横浜中華街で本場四川の味を再現していると評判の店でその味を確かめてみることにした。
・四川料理の店「京華樓 (キョウカロウ)」
今回筆者が向かったのは、元町・中華街駅から徒歩7分程度のところにある四川料理の店「京華樓」だ。前述の通り、中国四川省から直輸入の香辛料を使用し、本場の味を再現していることで有名なこちらのお店。特に麻婆豆腐は、中華街で最も人気があるらしい。
・1番人気は麻婆豆腐
注文したのは、もちろん1番人気の麻婆豆腐、そしてライスである。値段は麻婆豆腐が税抜1700円、お代わり自由のライスが250円だ。ちなみに麻婆豆腐は、2人前くらいの量がある。900円でハーフサイズが注文できるので、おひとり様にはそちらもオススメだ。
・麻婆豆腐は「激辛」
メニューには辛さのレベルが記載されており、麻婆豆腐は上から2番目の「激辛」となっている。本場四川料理のお店で激辛とは、果たしてまともに食べられるのだろうか……辛いものは苦手ではない筆者だが、やや不安になってきた。
・辛そうな香辛料の香り
その後、10分ほどでお待ちかねの麻婆豆腐がテーブルに到着。見た目は濃い赤茶色で、山椒をはじめとする香辛料の匂いがフワッと漂う。見た目、香りともに、いかにも辛そうだ……。
・舌と唇がジリジリと痺れる
ひとくち食べてみると……か、か、辛ッ! 舌の上に乗った瞬間からすでに強い辛さを感じる。さらに食べ進めていくうち、今度は舌と唇がジリジリと痺れるような感覚に。これが本場四川の “痺れる辛さ” というやつか。
・スパイシーでコクのある濃厚な味わい
しかしこの麻婆豆腐、ただ辛いだけではない、厚みのある香辛料の香りと、食材の旨味が混ざり合って、スパイシーでコクのあるウマさを味わえる。味が濃いめということもありライスとの組み合わせが絶品なのだ。
・汗はダラダラ、舌や唇はジリジリ
その後、終盤に差し掛かると、汗はダラダラ、舌や唇はビリビリ……満腹感と同時に、暑さや痺れも増してくる。それにしても、四川省ではこんなに辛いものが毎日本当に食べられているのだろうか……?
今回、普通サイズを注文していたということもあって、かなり満腹になった筆者だったが、これの半分で丁度いい量だと感じた。他の料理も頼むなら、ひと皿を数人でシェアするのもいいだろう。
本場の「四川料理」を再現しているこちらの店、確かに辛かったが決して食べられないほどの辛さではなく、むしろコクがあってウマかったぞ。ただ、塩分がけっこう強めなので、ぜひライスと一緒にその味を楽しんでくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 京華樓(キョウカロウ)
住所 神奈川県横浜市中区山下町138
時間 平日11:30~21:30(LO) /土日祝11:00~21:30(LO)
休日 年中無休
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼本場の四川料理を楽しめる「京華樓(キョウカロウ)」
▼注文したのは一番人気の「麻婆豆腐」
▼18種類のスパイスと特別な豆腐を使用しているとのこと。
▼「陳麻婆豆腐」
▼「辛いが、マジでウマい」