今回のご相談は、女子力が高い彼氏に関するお悩みです。そういえば筆者もかつて、裁縫が得意な彼氏と同棲していたことがございまして。雑巾一枚すら満足に縫うことができない不器用な筆者は、ボタン付けなど、すべてお任せしていましたが……。
・ご相談内容(あーみんさん・女性)
「交際2カ月の彼氏が、ホームパーティーの席で、私を紹介したいというので、顔を出したのですが……。彼氏の料理の腕前が凄くて、落ち込みました。魚をおろす手つきはプロ並みだし、ピザは生地から作ったと言うし、デザートのチョコレートケーキまでお手製!
この2カ月間、私が彼氏に振る舞った料理といえば、フライパンで炒める程度の簡単なものばかり。料理が得意だなんて、ひと言も聞いていなかっただけに、彼氏に対して恥ずかしい気分です」
・先に言ってほしかった女心 VS 隠すつもりはなかった男心
「先に言ってよ!」といったところでしょうか。お付き合い初期の時点で、「俺の特技は料理です」と伝えられていれば、これほどまでに心が揺さぶられることはなかったでしょう。ですが、彼は決して、悪意があって、料理上手であることを伏せていたわけではないと思いますよ。
・いじけるのではなく、いっそのこと作ってもらおう
彼には、自分が料理上手だという自覚が、そもそも無いのかもしれません。彼にとっては、魚を手際よくおろすことも、ピザ生地をこねることも、チョコレートケーキを焼くことも、朝メシ前なのでしょう。
そう考えると、今後の彼の手料理に期待が持てます! 鴨肉のコンフィだとか、フォアグラのテリーヌだとか、金目鯛のポワレだとか……。せっかくですから、色々作ってもらいましょう!
「○○君は料理上手だから、私が作った肉野菜炒めなんて……」とスネるよりも、「○○君は料理上手だから、美味しいもの作ってもらいたいなぁ」と、甘えちゃったほうが、うんと可愛いですよ。
・日曜大工の腕を磨くべし!
彼と同じ土俵に立つためには、本来なら男性が得意とする分野をおさえるのがオススメです。高いところの電球交換だとか、家電の配線だとか、日曜大工だとか、そっち系を頑張りましょう。
彼がキッチンでワカサギのカルピオーネを作っている間、あーみんさんは庭先で犬小屋を作るのです。これにて、料理上手な彼に対する引け目は払拭されるでしょう。
・日々の料理と休日料理は別物!
今回のご相談を受けて、ある記憶がよみがえりました。数年前に勤めていた職場にて、「昨日の夕食にカレーを作った」と発言した女性従業員(夫1人・子ども2人)に対して、バツイチ男性上司が、「俺がカレーを作るときは、ルウから作る!」と、ドヤ顔発言したのです。
筆者は心の中で思いました。日常的な料理と、休日のパーティー料理は全くの別物だと。その女性従業員は、フルタイムで仕事しながら、主婦として家事も担っているのです。夕食の定番メニューであるカレーのたびに、いちいちルウから作るだなんて不可能!
一方、男性上司のほうは、おそらく休日しか料理をしないライフスタイルだからこそ、いちいちルウから作るのでしょう。そう考えると、あーみんさんの彼氏も、張り切るのは休日のホームパーティーだけかもしれませんよ。
結論!
1. 料理は彼氏に任せる!
2. そのぶん日曜大工を頑張る!
3. カレーは、市販のカレールウでも充分!
以上、ご参考にして頂けると幸いです。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter
イラスト:Rocketnews24.
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