生誕25周年を迎えた『攻殻機動隊』。新劇場版に、舞台にハリウッド版制作と何かと盛り上がりを見せているが、この2016年2月……40ページの新作漫画が無料公開されたのをご存知だろうか?
もう一度言う。「無料」、つまり0円である!! しかも読めるだけじゃないぞ。タダでダウンロードまでできちゃうのだ。マジかよ!? 素子ォォォォォッ!!!!
・公安9課が! タチコマが!! 素子ォォォォォッ!!!!
新作サブストーリーのタイトルは「HUMAN-ERROR TRAPS」。さっそくダウンロードしてみたぞ。表紙を見て、「お!!」と思った人も多いだろう。そう、あの公安9課が出動するストーリーなのだ。素子も、バトーも、トグサも、タチコマだって登場しちゃう。ウヒャアアアアア!
・読んでみた → ガチのやつだった / 脚本が藤咲淳一先生! 漫画は衣谷遊先生!
ストーリーのテーマは “情報流出”。詳細はぜひ漫画でご覧いただきたいが、ある人物の “何てことない” と思われた行為が、最終的に国家レベルの大事を引き起こし、それに公安9課が立ち向かうというものだ。……いいねえ!
そんな「HUMAN-ERROR TRAPS」は、脚本担当にアニメ『攻殻機動隊 S.A.C』の脚本にも参加した藤咲淳一先生。作画は、同作をコミカライズした衣谷遊先生である。……これガチのやつやん!! 無料というのであまり期待していなかったが、これは正真正銘ガチの漫画だ。期間限定とは言え、無料でダウンロードできるなんて神企画としか言いようがない。
・政府の「サイバーセキュリティ月間」の企画
そんな神がかった企画が見られるのは「日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)」の特設サイトだ。政府が毎年2月1日~3月18日に定めている「サイバーセキュリティ月間」に合わせての企画である。
今回は、広くサイバーセキュリティの普及啓発を行うため、JNSAのほか「内閣サイバーセキュリティセンター」ら4機構と『攻殻機動隊』がコラボしたのだという。
漫画のほかに、情報系の新国家資格「情報セキュリティマネジメント試験」などのポスター2種にも公安9課が登場している。内閣サイバーセキュリティセンターに国家資格……国が絡んでいるのか。やっぱ、日本始まってたわ。
啓発が目的とはいえ、お馴染みの電脳空間へのダイブやアクションシーンもありのかなりガチの漫画だ。無料ダウンロードは、2016年3月18日まで。読みたい人は忘れずにチェックしておこう!
参照元: 「攻殻機動隊×サイバーセキュリティ月間」特設サイト、情報処理推進機構
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼無料でダウンロードキター!
官民連携サイバーセキュリティ月間:攻殻機動隊コラボ特設サイトを本日公開しました!マンガも無料でダウンロードできます。https://t.co/pbpT1QDOoq https://t.co/V15poEY9p0
— JNSA (@jnsa) January 29, 2016
▼こちらは啓発ポスター
▼情報セキュリティマネジメント試験のポスター
本日IPAは、新国家試験「情報セキュリティマネジメント試験」と「攻殻機動隊 S.A.C.」がコラボしたサイバーセキュリティ普及啓発キャンペーンを開始しました!
詳細はこちら→https://t.co/Yy8EpniTUo pic.twitter.com/vJhtLrPUFP— IPA(情報処理推進機構) (@IPAjp) January 21, 2016
▼渋谷駅がこんなことになっているらしいぞ
東横線渋谷駅B4Fコンコースに「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」のポスターが掲出されていますが、サイバーセキュリティ月間コラボポスターも一緒に掲出いただきました。渋谷駅などお近くに寄られた際には是非ご覧ください! pic.twitter.com/XYwbEpYf2Y
— IPA(情報処理推進機構) (@IPAjp) February 2, 2016