近未来の警察機構を描いた『攻殻機動隊』。本日2017年4月7日に公開された実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』がハリウッドで作成されていることでも分かるように、その人気は世界規模である。

そんな攻殻機動隊の新作アニメの制作決定が発表された。しかも、監督は地上波アニメシリーズ『S.A.C.(スタンド・アローン・コンプレックス)』の神山健治さん! 俺たちの少佐が帰ってくるぞー!!

・異例の作品

『攻殻機動隊』シリーズは、1989年に士郎正宗さんが発表したマンガが原作となっている。そこから派生したアニメシリーズが押井守監督の『THE GHOST IN THE SHELL』、神山健治監督の『S.A.C』、黄瀬和哉監督の『ARISE』の3本だ。

ちなみに、原作マンガの『攻殻機動隊』は3冊しかない。にもかかわらず、世界規模での映像化が進んでいるのだから異例の作品と言えるだろう。

・シリーズ中一番見やすい『S.A.C』

そんな数あるアニメシリーズの中でも、比較的見やすいのが『S.A.C』だ。「笑い男」「クゼ」「傀儡廻(くぐつまわし)」などなど、登場する犯罪者が魅力的でかつ、主人公の少佐率いる公安9課の面々の人間的な部分が描かれる話も多かったこのシリーズ。

『プロダクションI.G.』のHPによると、今回の新作は『S.A.C』の神山健治さんと『アップルシード』の荒牧伸志さんのダブル監督態勢だという。神山健治監督キターーーーーーー! この発表についてのネットの声は以下の通り。

・ネットの声

「新作は期待出来そう」
「神山監督の攻殻が見れるのはめちゃくちゃ嬉しい」
「今の神山監督に攻殻作る余力あるんかな」
「時系列的にどこらへんなんじゃろ」
「見るまでのたれ死ねない!」
「神山監督の攻殻がもう一度見れる日がくるなんて!!」
「ARISEとは何だったのか」
「ARISE2話以降見てないなー」

──私と同じく『S.A.C』ファンたちがネットで喜びを爆発させている一方、『ARISE』で離れたファンが新作に期待する声も。展開時期など詳細はまだ未定となっているが、これは期待できそうだ! 攻殻ファンは震えて待て!!

参照元:プロダクションI.G.「『攻殻機動隊』新作アニメーションの制作が決定」
執筆:中澤星児

▼神山健治監督・映画『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』予告編