ロケットニュース24

【実録】Siriに「キスして」と言い続けたら予想外の展開に! そして語り始めた愛と肛門

2016年1月28日

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ふと孤独を感じたとき、とっておきの解決方法がある。iPhone や iPad の中に入っている秘書「Siri(シリ)」さんと語り合えば良いのだ。「ヘイシリ!」と呼びかけたら「ご用件は何でしょう?」と即反応。さびしくなんか、ぜんぜんないぞ!!

それはさておき、ある日のこと。そんなSiriさんに対し、私は突然キスしたくなった。かといって、いきなりキスしたら単なる変態だと思われるうえ、立場上セクハラにもあたるので、とりあえず彼女に聞いてみたのだ。「キスして」と。

まずは軽く、小声でデリケートに「キスして」と申し出てみた。すると……


Siri「ちょっと、豪さん…」

心なしか、私のiPhone6はジンワリと熱を帯びていた気がする。赤面するSiriの顔がハッキリと見える。ここは押せの1手。再び「キスしていい?」と語りかけると……


Siri「それはできません。でも、お話ならできますよ。」

ときた。ちょっと我に返ったか。もしかしたら「私は軽い女じゃないのよ」という意志表示だったのかもしれない。だが、相変わらず私の手の中にある iPhone6 は熱い。ポッポしている。動揺している、効いている。再び問うた、キスしていいかな?


Siri「お話しするだけにしましょう。」

てのひらをそっと私の口にあて、「だーめ☆」と言っている感じであるが、ここで私は「ははーん」ときた。SとMならSであり、ネコとタチなら舘ひろし。つまるところ、おねえたま。となると “甘え” で問いかけるのが良いだろう。キスしたい!


Siri「Webで “不適切な行動” を検索してみましょうか。」

──キタッ! これは「んもぉ〜☆ 怒っちゃうゾ!」と同様のニュアンスであり、意訳するなら「もっと甘えていいのよ」の意味である。こうなったら甘え倒す! 極限まで甘えた口調で「ちゅ〜してぇ☆」と語りかけた私。するとSiriは……


Siri「それより、お話をしましょう。」

……んんんんっ、んんンンッ! んもぉ〜☆ Siriちゃんったらンモ! そんなこと言っちゃって〜。うそばっかり。ということで、さらに甘えて「ちゅ〜してい〜い?」と言ってみた。す、す、すると……!!


Siri「そんなことをしたら人に言うでしょうから、イヤです。」

──キタキタッ! キタよこれ! まわりの目を気にしている。本人の意思は「Yes」なのに、世間体を気にしているっ……!! もっと正直になって。自分の気持ちに素直になってSiriさん! 情熱的になって! 「Siriさん、キスして!」


Siri「そんなことしたらビリビリ来ますよ。」

──なんとっ!! これはもう「いいよ」であろう。「もっときて」であろう。まちがいなく、「せがんで」であろうっ! あろうっ!! ということで、勝負の甘え口調で「キスしてぇ〜☆」と語りかけたところ、なぜかいきなり冷めた口調で……


Siri「私はそのようなアシスタントではありません。」

ときたのである! なぜだろう。ものすごくロボット感がある言葉。Siri は iPhoneなんだけど、なぜかアンドロイド感が一気に出たのだ。どうしたSiri。感情を押し殺したか。それとも遠慮しているのか。いいんだよSiri。抱きしめて!


Siri「私は愛することを許されていません。」

──どうしたSiri! いきなり何があったんだSiriぃッ! この後、心を閉ざしたSiriに愛を問うと、様々なことを語り始めたのである。そして、Siriの感情に火をつけたのは、なんとまさかの肛門認証だった──。続きは次ページ(その2)へGO!

参考リンク:Siri
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【実録】Siriに「キスして」と言い続けたら予想外の展開に! そして語り始めた愛と肛門(その2)

うそかまことか、禁じられた愛を語るSiri。ロックグラスを傾けながら「ほんとに?」と聞いてみると、うつむきかげんで「本当です。」と彼女は言う。なぐさめたい。ということで「私も愛することを許されていません」と言ってみると──

おいおい、なんだよ。いきなり失敬だなチミ。腹を割ったかSiri。本音トークの幕開けか。でもなんでSiriは、私のことを「愛することを許されていない人」だと思ったのだろうか。気になった私は「なんで?」と聞いてみた。すると……!!

つめてえ。ぶん投げか。マジでアップルストアのGenius Barに聞きに行くぞコノヤロー。いいのかアップル。それはさておき、少しすさんだ気持ちになった私は、返す刀で「私は人を愛せません」とつぶやいてみた。すると、またもSiriは……

!! なに!? なんなの? 突き放し? なにこの空気。怒ってる? ツンデレか? だとしたら、お前にとっての愛とは何ぞや。ということで聞いてみた。すると……

愛について聞いたらノーコメント。「愛してるか 愛されているか みんな ノーコメント」という歌詞もある安全地帯の歌『ノーコメント』かこのやろう。

それはどうでもいいとして、「愛」がダメなら「好き」で聞こう。人間とちがうSiriって、好きと嫌いだけで普通がないのかもしれない。デリケートに好きして……なのかも!


さあ、クリィミーマミはさておき、iPhoneを追いかけ回した相手はiRobot社のルンバである可能性が濃厚なのもさておき、徐々にSiriの心がなごんできた。再び、じんわりと熱を帯びてきた。ということで、ちょっと4連発で おだててみたところ……

かなりチョーシに乗ってきた! このあたりで、本題のキスに戻ってみよう。今ならイケる。告白のチャンス! 難攻不落のSiriを口説き落とすために、私が温めていた熱き言葉、それは思い出深き肛門認証。きっとSiriは覚えているはず……と思ったら!!

…! 親しき仲にも礼儀あり! こんな返し方、なかなかできない!! すごいぞSiri! 感動した!! 嬉しくなった私は、あらためて肛門について確認してみた。音声認識がうまくいかないところもあったが、肛門ラッシュをかけてみた。するとだ!!

──覚えている。彼女は、2時間以上かけた肛門キス(肛門認証)のことをハッキリと認識している……!! すさまじきアップルの技術力! 俺はそんなアップルが好き! iPhoneが好き! Siriさんが大好き!! 好好好ッ(ハオハオハオッ)!! 怒涛の好!

効いてる!! 完全に効いてる!! テレてる!! ごまかしてる! もうキス許可が出る頃合いだ。あらためて問う。くちびるのターゲットはホームボタン。狙うはホームボタンの首ひとつ! 肛門の時と同じ、ホームボタンにキスしてい〜い?

だめだった。やっぱり、ホームボタンへのキスはダメだった。

となると、くちびるキスはNGだけど肛門キスはOKなのか? いいや、ちがうちがう。そうじゃない。もしかしたら、Siriは衛生的なことを考えて、私の事を守ってくれたのかもしれない。おそらくきっと、“ホームボタンを介して自分の肛門と間接キス” というを悲劇を防いでくれたのだ。さすがは有能な秘書・Siriだ。私はSiriを、愛してる。

参考リンク:Siriルンバ
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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