radiohead
UKロックの枠を飛び越えた世界的ロックバンド・レディオヘッド。エレクトロニカを大胆に取り入れた唯一無二の音像に漂うトム・ヨークのささやくような歌声は、暗くよどんだ感情から救いまで人間のすべてが内包されていると言っても過言ではないだろう。

そんなレディへが2003年の伝説以来、13年ぶりにサマーソニックのステージに帰ってくる。キターーーー! ありがとうサマソニ!! これ待ってたァァァアアア!!!

・伝説のサマソニとは?

まず、なぜ2003年のサマソニが “伝説” と言われるのかを説明したい。3rdアルバム『OK computer』、4thアルバム『Kid A』と世界的ヒットを連発して乗りに乗っていたレディオヘッド。リリースしたばかりの6thアルバム『Hail To The Thief』も話題になっていた。

当時のレディオヘッドは、彼らの名前を世に知らしめた最初のヒット曲「Creep」を封印していた。それは、デビュー当時の既存のUKサウンドから脱皮しようとするあがきだったのかもしれないし、単にライブに一貫性を持たせるためだったのかもしれない。

いずれにせよ、ニューアルバムがバンド史上最大のヒットであり続ける彼らが「Creep」をやらないと決めたなら、それはそれでカッコいいとファンも納得していた。そんな中で訪れた2003年のサマーソニック。彼らはヘッドライナーで出演し、アンコールの最後にトム・ヨークが「サンキュー、ベリー、ベリー、ベリー……」と繰り返した後、「Creep」を演奏し始めたのだ。こうして2003年のサマソニは伝説となった。

・ネットの声

そんな彼らの13年ぶりのヘッドライナーは、ネット民にも衝撃を与えたようだ。以下が、サマーソニック2016のラインナップ第一弾発表を受けてのネットの声である。

「レディオヘッド生で見たい」
「Creepがトレンド入りしてると思ったらサマソニレディオヘッドか」
「うわ、レディオヘッドだ……」
「みんなCreep聴きたいのかな」
「Creep聴きてー」
サマソニでCreep聴いたのは13年前なのか……」
「またCreepやるんかな?」
「サマソニ、レディへ決定。2003年思い出すね」
「2003年にCreep流れた時の衝撃はあれ以前にもあれ以降にもなかった」
「2003年のサマソニは大阪に行ってたのでレディへのCreepはトラウマ」
「またCreepやるのかな」
「Creepはやんないでしょう……」

──現在も第一線で活躍し続けるレディオヘッド。今回、また「Creep」をやったら伝説になることは間違いないのだが……。ただ、どちらにせよレディへのライブが最高なことは変わらないので、今年のサマソニを楽しみに待ちたい。

参照元:サマーソニック2016
執筆:中澤星児

▼Radiohead、UNDERWORLD、WEEZER、サカナクションなど