2014年6月、大手通信会社のソフトバンクは、感情を認識するというロボット「Pepper(ペッパー)」を発表した。あれから約1年半を経て、現在も販売を行っているのだが、一体どれだけ普及しただろうか? 少なくとも私(佐藤)の身近に購入したという人はひとりもいない。
もしかしたら、介護施設などで活躍しているのかもしれない。最近になって都内各所のソフトバンクショップに、実機が展示されているのだが……。店頭のポスターがちょっと怖いんだけど……。
・ポスターのペッパー
私が見かけたポスターには、肩越しに振り返るペッパーが写っている。そこには次のように書かれているのだ。
「話かけに来てください。」(ソフトバンクショップ店頭ポスターより引用)
会いに来てくれということなのだが、どうしても肩越しのポーズに威圧感を覚えてしまう。なんだろう、言葉とポーズの裏腹な感じは。これはまるで、格闘漫画のワンシーンのようじゃないか。こんな場面が頭に浮かぶ、作品のクライマックスの最終決戦。宿敵(ペッパー)は、おもむろに振り返ってこう言う。
「話かけに来てください。貴様の最後の言葉を……」
ギャーッ! 殺されるーーッ!! もしくは次のような言葉が続きそうだ。
「話かけに来てください。ただし言い終わる時にはお前はこの世にいない……」
殺意の波動が良く似合いそうなポージングじゃないか! ためしにポスターを撮影した画像を、ネガポジ反転してみたところ……。
ダメだ、コレ死んだ。完全に死んだ……。話かけに行きたくないでござる……。
勝手な妄想だったが、ちょっとこのポーズは にこやかに話しかけてくれる雰囲気ではないと思うのだが。カッコよく見えなくもないが、もう少し愛らしいポーズのペッパーの方が、親しみがわいて良いと思う。皆さんはどう思うだろうか?
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24