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メリークリスマ~ス! 12月24・25日はリア充な皆さんにとって特別な日。クリスマスをひとりで過ごす、いわゆる「クリぼっち」にとっては寂しくわびしい2日間のはずである。

ところが、自称「クリぼっちのプロ」に言わせると、「クリスマスはぼっちが主役」というのだ。これは一体どういうことなのか? クリぼっちのプロを自負する、中澤せいじ氏に話を聞いた。

・生涯クリぼっち

中澤氏は生まれてから現在までの33年間、恋人と一緒にクリスマスを過ごしたことがないという。筋金入りのクリぼっちだ。プロを自負するのも納得。彼によると、クリスマスはリア充に見せつけるための時間なのだとか。その真意は?

中澤「だって良く考えてくださいよ。たとえば彼氏は彼女のために、有名レストランを予約して、食事をしなければならない。ワリカンならまだしも、彼氏が払うのが当たり前みたいな風潮がある。なぜ彼氏が払うのが当たり前なんですか? その風潮そのものがマジファックだと思うんですよね」

と、彼は語気を強める。まあ、たしかに男性が女性をエスコートするのが一般的。誘った以上、支払いは男性持ちになるケースが多い訳だが、中澤氏はそれが解せないようだ。

・彼女へのサービス

中澤「それで終わりじゃないでしょ? 高価なプレゼントまで用意しなければ、いけない訳ですよ。これは、彼氏にとって奉仕。彼女へのサービス。一見平等に見えるけど、実は彼氏が金と時間を使って彼女に奉仕する日。それが日本のクリスマス。昔よりもその傾向が薄れたとは言え、独り身を『クリぼっち』と言って小バカにしているところを見ると、いまだに昔の名残があると言えるでしょう。

だから、私はクリぼっちのプロを自負して、リア充を悔しがらせたいのです。わかりますか?」

言わんとすることは、何となくわかるが、ちょっと共感はできない。この人は何を言っているのか……。まあとにかく彼にはリア充を悔しがらせる秘策があるそうだ。

中澤「簡単ですよ。彼女に奉仕する彼氏たちに対して、SNSのタイムラインに、女性に囲まれている画像を流せば良いんです。彼女に縛られる男には出来ないことでしょ? 女性に囲まれている画像を見た男たちは、『お、コイツ楽しんでんじゃん。いいなあ~……』となる訳です(笑)」

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なるほど。たしかに彼女との時間に専念しなければならない彼氏たちにとっては、何やら楽し気な雰囲気が伝わるに違いないだろう。しかしこの画像を見た人が悔しがるのかは不明だ。

中澤恋人たちのクリスマスが、盛り上がれば盛り上がるほど、私にとっては好都合ですね。みんな羨ましいと思うに違いないから」

ちなみに中澤氏は、クリスマス前に東京・渋谷のガングロカフェに行き、鬼ギャルと撮影した写真を、SNSに投稿してリア充を悔しがらせる作戦を実行している。本当に悔しがるのか? とにかくクリスマスの楽しみ方は人それぞれ。中澤氏にも幸多きことを願うばかりだ。

撮影協力:ガングロカフェ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.

▼クリぼっちのプロを自負する、中澤せいじ氏
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