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別の意味で実写化不能だと言われたドラマ『監獄学園-プリズンスクール‐』。放送コードへの挑戦とも言われているが、すでに一部のシーンが2次元より生々しく、いい意味で期待を裏切っていると言える。たとえば “濡れTコンテスト” とか。

それはさておき……第7話で作品の象徴ともいえる伝説のシーンが登場する。「胸か」「尻か」を説く「尻問答」。主人公が一生をかけて“尻と胸、どちらが好きか” という究極の選択を迫られるシーンなのだが……これが、一字一句原作通りではなかったものの、ある意味 “完全再現” を越えた仕上がりになっていたのだ!

・『監獄学園』の名シーン「尻問答」

念のため……念のためにおさらいしておこう。「尻問答」とは3行でまとめると以下のとおりだ。

男子5人が退学撤回のチャンスをかけ理事長に “尻と胸、どちらが好きか……ね?” と問われる。

・理事長は尻を深く愛しているから答えは尻! でも理由がわからない!!

・キヨシ、壮大に覚醒して完全勝利

宇宙、人類の進化、そして神……。たかだが “尻が好きか” “胸が好きか” というただただそれだけの話が異常なまでのスケールで描かれており、いやらしさどころかバカバカしさをも超越した名場面である。

そんな尻問答は『監獄学園』の象徴のひとつ。尻問答がない『監獄学園』なんて『監獄学園』とは認められないだろう。

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・濃厚な8分40秒 / 約3分の1が尻の話という事態

まさに真価が問われるわけだが……結論から言うと予想外のアツさだった。

というのも、キヨシや理事長の口を借りて、原作やアニメにはない言葉や描写で、ジンワリと尻への思いが述べられていたからである。具体的に何なのかをここで語るのは野暮だろう。実際に皆さんの目で確かめていただきたい。

そして長い、妙に長い! 手元の時計で測ってみたところ尻問答に費やされた時間は約8分40秒。実質、第7話の3分の1ほどが尻問答に費やされていたのだ。アニメが12話あったのに対し、ドラマは9話しかないのに……いや、若干駆け足な展開だったのは、この尻問答のためだったのだろうか?

その真偽は不明だが、これは完全に尻好きが介在しているとしか思えない。

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・監督が尻好きだった

……と思ったら、監督が尻好きだった。ソースは井口監督のTwitter。

僕自身、尻好きであるがため入魂して撮りました!いつもはなるべく原作に忠実な台詞にしているのですが、今回だけは「尻考察」のシーンに自分の「尻観」をオリジナル台詞として導入させて頂きましまた!そのヒントは「尻は宇宙だ!」です!(Twitterより引用)

……とのことである。何という気合いであろう。それで、原作やアニメとは一味異なるスパイスが入っていたのか!

・キヨシと花のあのシーンは?

限られた時間のなかで、「濡れTコンテスト(妄想)」、「副会長の腕相撲」、そして「尻問答」と順調に名シーンを押さえているドラマ版。

原作やアニメを見た人ならご存知だろう。この後に、復讐に燃える花とキヨシの間にもうひとつヤマ場があるわけだが……。あのヤバいシーンがどう表現されるのか非常に気になるのは、私だけではないはずだ!

参考リンク:ドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』公式サイト 、Twitter @igunobo
執筆:沢井メグ

©平本アキラ・講談社 / 監獄学園製作委員会・MBS

▼バカバカしさも超越した何か! そしてイケメンとダンディの無駄遣いである
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▼TBSでは12月8日(火)25:11~で放送予定だ