イギリス出身の伝説ロックバンド「ビートルズ」。1970年に解散してから約45年の歳月が経ってはいるものの、未だ色褪せないそのサウンドはTVCMやBGMで耳にすることも多い。
そして、本日2015年12月5日、その伝説のバンドのドラマーであるリンゴスターのドラムセットがオークションで落札された。そのお値段、な、なんと約2億5900万円(211万ドル)というではないか!! 今回はその内容を速報でお伝えしたい。
・高値がつかないはずの無いドラムセット
まず、今回落札されたドラムセットついてだが、リンゴスターが1963年から1964年にかけてのレコーディングや200以上の公演で演奏されたもので、リンゴスター夫妻らが出品したのだという。
1963年〜1964年と言えば、ビートルズがファーストオリジナルアルバムをリリースして全英チャートの首位へと一気にのぼり詰めた、まさにノリにノッている時。そんな時期にメインで使用されていたドラムというのだから、これに高値がつかないはずは無い。
・ドラマー憧れの逸品
オークションに出されたドラムキットの画像を見てみると……それぞれのキットの胴の部分がブラックにパールホワイトの霜降り模様になっており、大きな「BEATLES」のロゴと、小さな「Ludwig」の文字が入っているのがわかる。
これは、ドラマー憧れの逸品とも言える、有名なラディック(Ludwig)社製の「オイスター・ブラック・パール(Oyster Black Pearl )」というモデルのドラムセットなのだ。
実はこのドラム、リンゴスターが愛用していたというだけでなく、パワフルで味のあるサウンドそのものが人気で、同モデルのビンテージは一般的なドラムセットの数倍の価格で取引されていることもある。
・最終落札価格は約2億5900万円(211万ドル)
そんな人気のドラムセット、本日の最終落札価格が、なんと……約2億5900万円(211万ドル)とのこと! マ、マジかッ!! さすがは伝説のバンド「ビートルズ」のコレクションというだけあって、金額もレジェンドだ。
落札者の詳細は現在のところまだ不明だが、数々のヒット曲を生み出したそのドラム、今回のオークションで他人に渡ったことをきっかけに、再び音を奏でられる日が来るかもしれない。その時は、ぜひ本物のビンテージサウンドを聴いてみたいものである。
参照元:YouTube、Julien’s Auctions(英語)
執筆:K.ナガハシ
▼出品したドラムについての解説動画。