激安と言われる店は数あれど、服の安さでたんぽぽハウスに敵う店はないかもしれない。なにせ100円台や300円台の服がゴロゴロ売っている。それどころか中には80円や50円なんてモノまである始末。本当にここは服屋なのか? 値段だけ見ると完全に駄菓子屋だぞ。
ファッションブランドショップやセレクトショップを訪れ、店員さんに1万円でコーディネートしてもらう「1万円でコーディネートしてください」シリーズ。今回はたんぽぽハウス高田馬場店に来た。果たしてこの激安ショップだと、どんなコーディネートになるのか? オラ、ワクワクすっぞ!
・レッツコーディネート!
さっそく店員さんに声をかける。コツは、店員さんの仕事の邪魔をしないというアピールをしながらも「やってくれなきゃ困るのでやむをえず声をかけた」という雰囲気を出すことだ。こうすることにより、気を使える大人の男性と認識され、「ひょっとして変な人かも?」という誤解を回避することができるぞ。
私(中澤)「1万円以内で似合う服をコーディネートしてもらいたいんですが……」
店員さん「え……すみません。そういうサービスはやってなくて……」
両者「………///」
……終わった。ブランドショップやセレクトショップじゃないんだから、そりゃそうですよねー!! よし、帰るか! ……というわけにもいかないので、自らコーディネートすることに。ここで1万円分買ったらどれくらい買えるんだろう?
・気を取り直して
気を取り直して店内の服を見てみると、どれもホントに安い。ジャケットが840円で売ってたりする。男物が少な目なのが玉にきずだが、女物でも着られそうなサイズがたくさんある。また、単価が安いため失敗を恐れなくていいのも利点だ。
・買っても買っても増えない消費額
買った商品は以下の通り。
・スタジャン 1260円
・7分丈シャツ 840円
・カーディガン 525円
・袖なしGジャン 315円
・ポロシャツ 840円
・ベースボールTシャツ 315円
・タンクトップ(ゴールドジム)525円
・短パン 315円
・ワークパンツ 1500円
・伸縮素材のパンツ 525円
・モフモフの襟巻 525円
・オシャレネクタイ3本 945円
・オシャレベルト2本 525円
・ヘッドギア 52円
総額9082円なり。1万円を使い切るのにこれほど苦労する服屋があるとは……。なぜか他と比べてちょっと高いゴールドジムのタンクトップを買っていることに、買い物時の焦りが見て取れる。さっそく編集部に持ち帰り着てみると……。
・服に縛りつけられているようだ
おお……おおぉ……なんとか全部着られた! ……が、重ね着しすぎて動けない!! 重い! 服に縛りつけられているようだ。たんぽぽハウスで1万円分買うとこんなことになるのか……。
マジレスすると、値段の割にまともな仕立ての服なので、寝間着やワンポイントに使う分には良い。ただ、全身たんぽぽハウスでオシャレに見せるには相当のスキルが必要な気がした。個人的には、オシャレの熟練度が高い人がこの店でコーディネートした姿を見てみたい。自信のある方は是非チャレンジしてみてくれ!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼着用前
▼チェンジ!
▼ええ買い物したー!